新型コロナウイルス対策“マスク”による肌荒れ対策
2020/6/11(木)関西テレビの報道ランナーで「マスクによる肌荒れ・ニキビの原因とその対策」について当院の院長が解説しました!
マスクによる肌荒れ・ニキビの原因とその対策について
暑い時期にマスクを装着することで、
ほおの皮膚トラブルの患者さんが増えています。
- マスクをつけて、肌にどんな症状が出ますか?
こすれたり、蒸れたりして、ニキビや湿疹の患者さんが目立ちます。
- マスクによる、肌荒れやニキビをケアしないとどうなりますか?
- シミやニキビ痕が残ってしまう可能性があります。
- マスクはまだ外せないですが…なにか工夫できることはありますか?
- 不織布のサージカルマスクは刺激になることが多いので、布マスクのほうが皮膚にはよいでしょう。水分を吸ってくれるハンカチなどの布やガーゼを挟むのも有効かと思います。
- 布マスクの方が肌にいいですか?
- 飛沫感染(人に感染させる)を予防するのは一般的にはサージカルマスクのほうが効果は高いですが、肌には布マスクがよいので、TPOに応じて使い分けるのがよいでしょう。
- マスクで他に、工夫できることはありますか?
- 大きすぎず、小さすぎずがよいかと思います。
マスクの上下がしっかり頬と顎のラインに一致するように、小さすぎるとこすれてしまいます。日本衛生材料工業連合会のホームページには、自分の顔に合ったマスクの選び方が掲載されているので、そちらを参考にするのもよいでしょう。 - 実際に荒れてしまっている人もいると思いますが、その人ができる対策はどんなものがありますか?
- 化粧水や乳液などを使った保湿ケアを朝と入浴後の最低回はすべきでしょう。
- ずっと、マスクをつけていると蒸れますが、時には、外して肌を休める方がいいですか?はずすタイミングや、時間・回数の目安はどんなものでしょう?
- 人混みや屋内、屋外のなど、環境にもよると思いますが、蒸れている自覚があれば、1時間に一度程度でマスクを外して皮膚を休めた方がよいでしょう。
- そもそも、マスク付けていると、女性は化粧をしたくなくなりますが、よくないですか?
- 化粧水、乳液などの基礎化粧に加え、日焼け止めは塗った方がよいでしょう。マスクは日焼け止めにはなりますが、ずれたり、間から紫外線が入る可能性もあるため、日焼け止めを塗った方がよいでしょう。フェイスパウダー、ファンデーションも日焼け止め成分が入っているので有効かと思います。
- マスクの中、これからもっと汗をかきそうですが…そうした場合どうすればよいですか?
- 雑菌が繁殖するリスクは冬より高いので、洗顔で汗や雑菌を洗い流し、保湿ケアを行いましょう。
- 肌があれて、痛い人は、冷やすなどの対処法もありますか?
- 痛み、かゆみなどがあれば冷やした方がよいでしょう。