あざ

アザの種類

• 青あざ
  蒙古斑（もうこはん）、異所性蒙古斑（いしょせいもうこはん）

  特徴

  • 青色のアザ
  • お尻や背中の下部にできやすい

  概要

  お尻や腰の生まれつきの青あざは蒙古斑（もうこはん）と呼ばれます。黄色人種のほぼ100％に出現し、2歳頃まで色調が強くなることもありますが、4～10歳前後で自然に消えていくため、レーザーは要りません。一方、顔や腕、肩などの生まれつきの青あざは、異所性蒙古斑と呼ばれます。放置しておいても、癌化するなどの悪影響はありませんが、消えにくいため見た目の問題から早めにレーザー治療しておいてもよいでしょう。
  3～6ヶ月間隔でレーザー照射し、5回まで保険適応です。

• 茶あざ
  扁平母斑

  特徴

  • 茶色のアザ
  • ホクロと異なり盛り上がりはありません
  • 色はやや薄く、小さな黒い点が生じることもあります

  概要

  生まれつきもしくは幼児期に生じる褐色で均一な茶色のあざで、内部に黒褐色の点状色素斑を伴うものもあります。体のどこにでも発生し、健常人の10%に見られ、再発しやすいのが特徴です。3～6ヶ月間隔で照射し、2回まで保険適応です。

• 赤あざ
  乳児血管腫（いちご状血管腫）

  見た目の特徴

  • 赤色で盛り上がる
  • 円形・楕円形で、大きさは様々

  概要

  生まれつきもしくは幼児期に生じる赤色のあざです。毛細血管が増殖したことによる腫瘍の一種で、悪性ではありません。時間の経過とともに少しずつ消えていきますが、跡に残ることがあります。

• 赤あざ
  単純性血管腫

  見た目の特徴

  • 赤いアザ
  • 表面に盛り上がりはありません
  • 成長と共に拡大することがあります

  概要

  大人になっても消えにくいです。3～6ヶ月間隔で複数回の照射が必要です。保険適応の治療になります。

当院の治療機器

VビームⅡ

江坂駅前花ふさ皮ふ科では、米国シネロンキャンデラ社製、ダイレーザー「VビームⅡ」を導入しています。

仕組み

Vビームは赤色に反応して熱を加えるレーザーです。血管の赤色に反応します。赤アザ（単純性血管腫やいちご状血管腫）の原因である、血管の拡張や増加した毛細血管を収縮させる効果により、目立たなくさせることが可能です。

Qスイッチルビーレーザー

仕組み

Qスイッチルビーレーザーは黒色に反応して熱を与えるレーザーです。異常に増殖したメラニンの黒色に反応して熱を与え、アザのメラニンを除去することができます。青あざ（異所性蒙古斑）と茶あざ（扁平母斑）の治療に用います。

注意点