2019年は花粉の飛散量が多いこともあり、2月後半から連日10-20名程度の花粉皮膚炎、花粉症皮膚炎の患者さんが受診されています。

 

花粉皮膚炎、花粉症皮膚炎では空中の飛散する花粉の粒子に対するかぶれ、アレルギー反応で湿疹が生じます。

乾燥肌やアトピー性皮膚炎の患者さんが多く発症します。

花粉皮膚炎、花粉症皮膚炎の患者さんの中には、目や鼻の、いわゆる花粉症の症状は無いのに、顔だけかゆいという方もいらっしゃいます。

花粉が飛散する、季節の変わり目のこの時期に、目の周り、頬、首などがカサカサして赤くなったりかゆくなったりする方は花粉皮膚炎、花粉症皮膚炎の可能性があります。

外出時にはマスク、メガネで皮膚を防御し、帰宅後には、適度な洗顔をして皮膚にくっついた花粉を洗い流して、保湿をしておくことが大事です(洗いすぎは禁物です!)

またカサカサして赤くなっている皮膚にはステロイド外用剤や保湿剤を用いて治療し、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬を内服します。

最近の抗アレルギー薬には、眠気の少なく効果の強い薬もあるので、季節の変わり目のこの時期に顔や首がかゆくなる人は皮膚科・アレルギー科の受診をおすすめします!

院長が報道ランナーの取材を受けたテレビでの解説も参考にしてください!