2022年10月18日発売の写真週刊誌FLASHに千里中央花ふさ皮ふ科院長、江坂駅前花ふさ皮ふ科理事長の花房崇明の解説が掲載されました。

爪甲色素線条(爪の黒色の縦線)とデルマドローム(内臓悪性腫瘍などの皮膚症状)について解説しています。

 

・爪甲色素線条は爪の根元にあるホクロですが、稀に爪の悪性黒色腫(メラノーマ)のことがあります。

専用の医療機器(ダーモスコープ)で観察することで、良性か悪性か見極めることが可能です。

心配な方は一度皮膚科専門医を受診ください。

 

・デルマドロームというのは馴染みのない病名ですが、内臓悪性腫瘍などの内臓の病気があると、そのサインとして皮膚症状が出現することがあり、これを「デルマドローム」と言います。

私自身も医師4年目、2007年の時に、原因不明の紅皮症(ほぼ全身の皮膚が赤くなり治らない)の患者さんを担当させていただき、血液のリンパ腫を見つけ、欧州の論文に発表しました。

湿疹として診断されてなかなか治らない皮膚の症状は、内臓疾患のデルマドロームの可能性があります。

こちらも心配な方は一度皮膚科専門医を受診ください。