1. ほくろ除去は「全額自己負担」だと諦めていませんか?

「顔のほくろを取りたいけれど、美容クリニックだと高額になりそう…」と悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。

実は、すべてのほくろ除去が手術、レーザーを含めて自費診療になるわけではありません。

皮膚科専門医の診察によって 「医学的に除去が必要」と判断された場合健康保険が適用されるケースがあります。

大阪の花ふさ皮ふ科グループでは、ダーモスコピー(拡大鏡)を用いた正確な診断を行い、患者様の症状やご希望に合わせた最適な治療法をご提案しています。        

2. ほくろ除去が「保険適用」になる3つの条件

どのようなほくろであれば健康保険が適用されるのか、皮膚科専門医の視点から解説します。

① 物理的な刺激があり、日常生活に支障が出ている場合

以下の様な状況で、ほくろが生活の邪魔になっている場合は、疾患の治療として保険適用が可能です。

  • 洗顔や髭剃りのたびに引っかかり出血する
  • 下着やリュックのベルトに擦れて痛む
  • 目の近くにあり視界を遮っている

② 悪性腫瘍(皮膚がん)の疑いがある場合

以下のような所見がある場合、病理組織学的検査が必要と判断されれば保険適用となります。

  • 左右非対称
  • 形が不規則
  • 色の濃淡が入り混じっている
  • 6mm以上に急激に拡大
  • 急激に盛り上がった

③ 医師が医学的に除去すべきと判断した場合

大きく盛り上がっており、放置すると感染や皮膚トラブルのリスクが高いと皮膚科専門医が判断した場合も、保険での治療対象となります。

※「美容的に見た目を良くしたい」「ついでに他の小さなほくろもたくさん取りたい」といった美容目的の場合は、保険適用外(自由診療)となります。

 

3. 保険診療での手術方法(切除縫合)

保険診療でほくろを除去する場合、基本的には局所麻酔下に「メスでの切除と縫合」が標準治療です。

局所麻酔の注射をしてからほくろを根元から切り取り、丁寧に縫い合わせます。皮膚科専門医、形成外科専門医が皮膚のシワのラインに沿って縫合し、できる限り傷跡が目立たないよう配慮して手術を行います。

 

4. 自費診療での除去方法(CO2レーザーあるいは切除縫合)

「美容目的」や「ついでに除去したい」場合は自由診療となります。

CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)を使用し、麻酔クリームを塗布あるいは局所麻酔の注射をした後にレーザーを照射します。

施術後約2週間は、シャワー洗浄・軟膏塗布・テープ保護が必要です。

切除縫合の場合は自費診療でも保険診療の場合と同じやり方になります。

 

ほくろ除去に関するよくあるご質問(FAQ)

Q1. 保険適用での費用はいくら?
A1.3割負担で露出部約5,000〜9,000円前後、非露出部約3,000〜6,000円前後です。

※上記には手術費のほか、診察料、病理検査料、投薬(軟膏など)の費用が含まれています。1万円程度になることが多いです。

Q2. 傷跡は完全に消えますか?
A2.どのような方法を用いても、傷跡を消しゴムで消したように完全に消すことは現実にはできません。しかし、切除縫合の場合でもレーザー治療の場合でも、術後・施術後半年から1年ほど時間をかけて、周囲の皮膚と馴染み、細い線状になって次第に目立ちにくくなっていきます。傷を綺麗に治すためには、術後の保湿などのスキンケア、紫外線対策やテープ保護などのアフターケアも重要です。
Q3. レーザーは保険適用になりますか?
A3..炭酸ガス(CO2)レーザーなどを用いた、メスを使わないほくろ除去は「自由診療(全額自己負担)」となります。傷跡を残したくないなどのご希望があり、かつ悪性の疑いがない場合はレーザー治療も選択肢となりますが、深く根を持ったほくろには不向きな場合もあります。まずは診察にて手術がよいかレーザーがよいかをご相談ください。
Q4. 未成年は一人で受診できますか?

A4.未成年(18歳未満)の方が手術や自費診療を受けられる場合、保護者の方の同意と、立ち会い(同伴)でのご説明が必要となります。ご家族でよくご相談の上、ご来院ください。

Q5. 手術当日から入浴できますか?
当日の入浴・飲酒は控えてください。翌日からシャワー可能です。

石けんで優しく洗っていただいた後、処方された軟膏とテープで患部を保護していただきます。

 

大阪でほくろにお悩みの方は、一人で抱え込まず、
まずは花ふさ皮ふ科グループ(千里中央花ふさ皮ふ科・江坂駅前花ふさ皮ふ科・みのお花ふさ皮ふ科)の
皮膚科専門医・形成外科専門医にご相談ください。
「保険適用で取れるかどうか」の医学的な評価をしっかりと行い、患者様にとって最善の治療法をご提案いたします。

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参考文献(Evidence)

Swetter SM, Tsao H, Bichakjian CK, et al. Guidelines of care for the management of primary cutaneous melanoma. J Am Acad Dermatol. 2019;80(1):208-250. doi:10.1016/j.jaad.2018.08.055
▶ 米国皮膚科学会(AAD)によるメラノーマ(悪性黒色腫、ほくろの癌)診療ガイドライン。悪性が疑われる色素性病変では外科的切除および病理検査が標準であることを明示。

Garbe C, Peris K, Hauschild A, et al. Diagnosis and treatment of melanoma. European consensus-based interdisciplinary guideline. Eur J Cancer. 2020;126:141-158. doi:10.1016/j.ejca.2019.11.032
▶ 欧州コンセンサスガイドライン。ダーモスコピーを含むほくろの診断基準(ABCDEルール)と外科的切除の適応を解説。

Kittler H, Pehamberger H, Wolff K, Binder M. Diagnostic accuracy of dermoscopy. Lancet Oncol. 2002;3(3):159-165. doi:10.1016/S1470-2045(02)00679-4
▶ ダーモスコピーが肉眼診断に比べてメラノーマ(悪性黒色腫、ほくろの癌)診断精度を有意に向上させることを示した研究。

 

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