キュアジェットのダウンタイムとは、施術後に一時的に現れる赤み・腫れ・点状出血・内出血・ヒリヒリ感などの皮膚反応のことです。これらはおおむね数日〜7〜10日程度で自然に落ち着く傾向がありますが、個人差があります。「ダウンタイムがない」とは断定できないため、施術前に正しい経過を把握しておくことが大切です。本記事では、千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科の監修医(花房 崇明 理事長・皮膚科専門医・医学博士)が、キュアジェット後の経過・過ごし方・受診のサインをわかりやすく解説します。

※キュアジェットは自由診療です。公的医療保険適用外となります。

監修者:花房 崇明

監修医師

理事長:花房 崇明(はなふさ たかあき)

[ 資 格 ]

・医学博士(大阪大学大学院) / 日本皮膚科学会皮膚科専門医

・日本アレルギー学会アレルギー専門医 / 日本抗加齢医学会専門医

[ 所属学会 ]

・日本皮膚科学会 / 日本アレルギー学会 / 日本美容皮膚科学会 等

目次

キュアジェットとは?(機器の概要)

キュアジェットは、航空宇宙工学の技術を応用したエアジェット(空気圧)方式の美容医療機器です。最大の特徴は針を使わない(ニードルフリー)こと。高圧の空気で極めて細く強力なジェット気流を生み出し、次の2つの働きを行います。

  • マイクロサブシジョン:ジェットの風圧で皮下(真皮)の線維性の癒着を物理的に剥離し、引きつれによる凹みを持ち上げる
  • ニードルフリー薬剤導入:ジュベルックなどの有効成分を高圧空気に乗せて表皮から真皮層まで届ける

主にニキビ跡(クレーター)・毛穴の開き・小じわ・くすみの改善が期待できます。針を使わないため、金属アレルギーが気になる方にも対応しやすい機器です。

キュアジェットは自由診療(※公的医療保険適用外)です。料金は部位・コース・施術者によって異なるため、詳しくは各院の施術ページをご確認ください。

ダウンタイムとして起こりうる反応

キュアジェット施術後のダウンタイムには、以下のような皮膚反応が起こることがあります。個人差があるため、すべての方に同じ反応が出るわけではありません。

① 赤み・腫れ(紅斑・浮腫)

施術直後から数日間、施術部位に赤みや軽い腫れが生じることがあります。これは皮膚への刺激に対する自然な炎症反応であり、おおむね数日〜1週間程度で落ち着く傾向があります。

② 点状出血・内出血

特にコンタクトモード(後述)では、高圧のジェットが皮下の微細な血管に作用するため、点状出血や内出血が生じることがあります。通常は1週間程度で改善する傾向がありますが、出方には個人差があります。

③ ヒリヒリ感・熱感

施術中〜施術後しばらくの間、肌のヒリヒリ感や熱感を感じることがあります。クーリング・鎮静ケアで緩和されますが、帰宅後も数時間続く場合があります。

④ 炎症後色素沈着(まれ)

まれに、炎症後色素沈着(施術部位が一時的に茶色く見える状態)が起こることがあります。紫外線対策を徹底することで、リスクを軽減できます。

【ダウンタイムに関する注意点】

  • 「ダウンタイムがない」と断定することはできません。個人差があります
  • 反応の強さはモード・施術範囲・肌の状態によって異なります
  • 施術後に異常を感じた場合は自己判断せず、施術を受けたクリニックに相談してください

経過の目安(日数別)

以下はキュアジェット施術後の一般的な経過の目安です。あくまで目安であり、個人差があります。

時期 起こりやすい反応 ケアのポイント
当日〜翌日 赤み・熱感・ヒリヒリ感・点状出血 肌を休ませる。メイクは翌日から可
2〜3日目 赤みや内出血が目立つ場合あり 保湿・紫外線対策を徹底
4〜7日目 赤みが徐々に落ち着く傾向 刺激を避けた洗顔・スキンケアを継続
7〜10日目 多くの場合、反応が落ち着いてくる傾向 日焼け止めの継続使用

※上記はあくまで傾向であり、症状の出方・回復の速さには個人差があります。

モード別のダウンタイムの違い

キュアジェットにはコンタクトモードトーニングモードの2種類があり、ダウンタイムの傾向が異なります。

項目 コンタクトモード トーニングモード
ノズルの当て方 皮膚に密着 皮膚から約1.5cm離す
作用する層 真皮層(深い層) 表皮〜真皮浅層
主な適応 深いニキビ跡・傷跡・深いシワなど局所的な凹み 顔全体のくすみ・肌質改善・ハリの向上
痛みの傾向 感じやすい傾向 比較的穏やか
内出血の出やすさ 出ることがある 比較的少ない傾向

コンタクトモードは深い層に作用するため、内出血が出やすく、ダウンタイムが長くなる傾向があります。一方、トーニングモードは広範囲に薬剤を届けるため、ダウンタイムは比較的短い傾向がありますが、こちらも個人差があります。

どちらのモードを使用するかは、肌の状態や治療目的によって医師が判断します。施術前のカウンセリングで、ご自身のダウンタイムの見通しについてしっかり確認しておきましょう。

施術後の過ごし方

ダウンタイムを長引かせないために、施術後のケアが重要です。以下のポイントを参考にしてください。

メイクについて

施術当日は肌を休ませることが基本です。メイクは施術翌日から可能ですが、刺激の強いアイテムは避け、肌への負担を最小限にするよう心がけてください。

保湿ケア

施術後の肌はバリア機能が低下しやすい状態にあります。低刺激の保湿剤でしっかり保湿することで、肌の回復をサポートできます。アルコールや香料を多く含む製品は一時的に控えることをおすすめします。

紫外線対策

施術後の肌は紫外線の影響を受けやすく、炎症後色素沈着のリスクが高まります。日焼け止めを毎日使用し、直射日光を避けるようにしてください。帽子や日傘の活用も有効です。

洗顔・入浴

施術当日の洗顔は、クリニックの指示に従ってください。施術後数日間は、ゴシゴシこすらず、やさしく洗うことが大切です。長時間の入浴・サウナ・激しい運動など、血行を過度に促進する行為は、赤みや内出血を悪化させる可能性があるため、回復するまで控えることをおすすめします。

【施術後にやってはいけないNG行動】

  • 施術当日のメイク(翌日から可)
  • 施術部位を強くこする・搔きむしる
  • 日焼け止めを塗らずに外出する
  • 施術当日の長時間の入浴・サウナ・激しい運動
  • アルコールや香料の強いスキンケアを直後に使用する
  • 自己判断で市販薬を使用する(気になる症状は必ずクリニックに相談)

受診したほうがよいサイン

以下のような症状が見られる場合は、自己判断で様子を見ず、施術を受けたクリニックに速やかにご相談ください

  • 赤みや腫れが10日以上経っても改善しない、または悪化している
  • 強い痛み・かゆみ・熱感が続いている
  • 膿(うみ)が出ている、または感染が疑われる症状がある
  • 施術部位が硬くなっている(ケロイド様の変化)
  • 広範囲に色素沈着が生じている

千里中央・豊中・吹田エリアで施術後のケアについてご不安がある方は、千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(千里中央駅から徒歩約5分)にお気軽にご相談ください。皮膚科専門医・アレルギー専門医のダブル資格を持つ医師が対応いたします。

まとめ

まとめ|キュアジェットのダウンタイムと経過

キュアジェット施術後のダウンタイムについて、重要なポイントを整理します。

  • 起こりうる反応:赤み・腫れ・点状出血・内出血・ヒリヒリ感(個人差あり)
  • 経過の目安:おおむね数日〜7〜10日程度で落ち着く傾向(個人差あり)
  • モードによる違い:コンタクトモードは内出血が出やすく、トーニングモードは比較的穏やかな傾向
  • 施術後のケア:当日は肌を休ませ、翌日からメイク可。保湿・紫外線対策を徹底する
  • NG行動:当日のメイク・強いこすり・紫外線無防備・過度な入浴・サウナ
  • 受診のサイン:10日以上経っても改善しない・悪化・感染疑いは速やかに相談

最終的な治療方針・適応の判断は、必ず医師の診察を受けたうえでご検討ください。※キュアジェットは自由診療(公的医療保険適用外)です。

FAQ(よくある質問)

Q1:キュアジェットのダウンタイムはどのくらいですか?

A.
施術後の赤み・腫れ・ヒリヒリ感はおおむね数日〜7〜10日程度で落ち着く傾向がありますが、個人差があります。コンタクトモードを使用した場合は内出血が出ることがあり、通常は1週間程度で改善する傾向です。「ダウンタイムがない」とは断定できないため、施術前にクリニックで詳しく確認することをおすすめします。

Q2:キュアジェット後の内出血はどのくらいで消えますか?

A.
特にコンタクトモードの施術後に内出血が生じることがあります。通常は1週間程度で改善する傾向がありますが、出方や消えるまでの期間には個人差があります。内出血が2週間以上続く場合や悪化する場合は、施術を受けたクリニックにご相談ください。

Q3:施術後のメイクはいつからできますか?

A.
施術当日は肌を休ませることが基本で、メイクは施術翌日から可能です。ただし、施術直後の肌はデリケートな状態にあるため、刺激の少ないアイテムを選び、肌への負担を最小限にするよう心がけてください。具体的なタイミングはクリニックの指示に従ってください。

Q4:コンタクトモードとトーニングモードでダウンタイムは違いますか?

A.
はい、傾向が異なります。コンタクトモードはノズルを皮膚に密着させて真皮層に作用するため、内出血が出やすく、痛みも感じやすい傾向があります。一方、トーニングモードはノズルを皮膚から約1.5cm離して広範囲に薬剤を届けるため、ダウンタイムは比較的穏やかな傾向があります。ただし、どちらのモードも個人差があります。

Q5:施術後に紫外線を浴びるとどうなりますか?

A.
施術後の肌は紫外線の影響を受けやすく、炎症後色素沈着(施術部位が茶色く見える状態)が起こるリスクが高まります。日焼け止めを毎日使用し、帽子・日傘なども活用して紫外線対策を徹底することが大切です。

Q6:キュアジェットは何回受ける必要がありますか?

A.
4週間ごとに3〜5回の施術が目安とされており、軽度の症状であれば3回程度が目安になることがあります。ただし、回数・効果には個人差があり、重度のクレーターの場合は従来のサブシジョンとの併用治療が推奨されることもあります。最終的な治療計画は医師の診察で決定します。

Q7:キュアジェットを受けられない方はいますか?

A.
妊娠中の方、ケロイド体質の方、施術を希望する部位に強い炎症や感染症がある方は施術を受けられません。また、その他の禁忌事項については医師の診察で判断します。施術を検討している方は、事前に医師へご相談ください。