トライフィルプロとは、医療用CO2ガス(炭酸ガス)を用いて皮下の瘢痕(はんこん)組織を剥離・切断し、薬剤を均一に注入することでニキビ跡・毛穴・小じわ・肌質改善を目指す美容医療の施術です(※公的医療保険適用外)。
「注射系の施術と聞いて、痛みが心配…」という声はとても多くいただきます。この記事では、麻酔の種類・選び方・注入方法による痛みの違いを中心に、施術の仕組みから料金・注意点まで、日本皮膚科学会皮膚科専門医・医学博士の花房 崇明理事長が監修した内容でわかりやすく解説します。
目次
トライフィルプロとは
トライフィルプロは、医療用炭酸ガス(CO2ガス)を皮下に送り込む技術と、ドラッグデリバリーシステム(薬剤を皮下へ均一に届ける仕組み)を組み合わせた美容医療の施術です。主にニキビ跡のクレーター・毛穴の開き・シワ・たるみ・肌のハリ低下などを改善することを目的としています。
当院(千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科)では、千里中央・豊中・吹田エリアの患者さまに向けて、この施術を提供しています。なお、自由診療(公的医療保険適用外)の施術であり、費用はすべて自己負担となります。
施術の仕組み(CO2ガス3ステップ)
トライフィルプロの施術は、以下の3ステップで構成されています。仕組みを知ることで、なぜ痛みが生じるのか・どの段階で感じやすいのかを理解しやすくなります。
ステップ1:CO2ガスによる剥離(サブシジョン)
医療用CO2ガスを皮下に送り込み、ニキビ跡や傷あとの原因となっている瘢痕(はんこん)組織を剥離・切断します。これはいわゆる「サブシジョン」の工程にあたります。メスを使わず、ガスの力で組織をほぐすため、傷跡が残りにくいとされています。
ステップ2:薬剤の均一注入
ドラッグデリバリーシステムにより、コラーゲン生成を促す薬剤(主にジュベルック、千里中央院ではREJUBEAU(リジュビュー)も選択可)を皮下へ均一かつ正確に注入します。
ステップ3:CO2ガスによる薬剤の均等分散
再びCO2ガスを用いて、注入した薬剤を皮下で均等に広げます。CO2ガスには血液循環を促進し酸素供給を増加させる効果(ボーア効果)があるとされており、真皮の線維芽細胞のはたらきを高め、コラーゲン生成が促されると考えられています。
効果には個人差があります。「必ず改善する」「完全に消える」といった保証はできません。施術の適応や期待できる効果については、医師の診察でご確認ください。
期待できる効果と適応する肌悩み
トライフィルプロが適応する主な肌悩みは以下のとおりです。
- ニキビ跡の凹凸(クレーター)
- 毛穴の開き・黒ずみ
- シワ・小じわ
- たるみ
- 肌のハリ・ツヤの低下
- 肌質改善・若返り
- 傷あと
特にニキビ跡のクレーターや深いシワに対しては、CO2ガスによる剥離と薬剤注入を組み合わせることで、単純な注入施術では届きにくい皮下の組織にアプローチできる点が特徴とされています。ただし、効果の出方・出るまでの期間には個人差があります。
痛み・麻酔・ダウンタイム(最重要)
「トライフィルプロは痛い?」という疑問は最もよくいただくご質問のひとつです。このセクションでは、麻酔の種類・注入方法による痛みの違い・ダウンタイムについて詳しく説明します。
① 麻酔クリーム(全施術で使用)
トライフィルプロでは、施術前に麻酔クリームを塗布し、皮膚表面の感覚を鈍らせてから施術を行います。麻酔クリームは塗布後に一定時間おいて効果が出るため、施術当日はクリームを塗った状態で少し待機していただきます。これにより、針を刺す際の痛みや、CO2ガスが皮下に入る際の圧迫感・刺激感を大幅に和らげることが期待できます。
② 笑気麻酔(院により選択可能)
麻酔クリームに加えて、笑気麻酔(亜酸化窒素ガスを吸入する麻酔)を選択できる場合があります(院・状況により異なります)。笑気麻酔はリラックス効果・鎮痛補助効果があるとされており、痛みへの不安が強い方や、感受性が高い方に特に有効な選択肢です。ご希望の方はカウンセリング時にご相談ください。
③ オートインジェクション vs マニュアルインジェクション:痛みの感じ方の違い
トライフィルプロには2つの注入方法があり、それぞれ痛みの感じ方が異なります。
| 項目 | オートインジェクション | マニュアルインジェクション |
|---|---|---|
| 注入方法 | 機械で自動的に注入 | 医師が手動で注入 |
| 主な目的 | 顔全体的な肌の若返り・肌質改善 | ニキビ跡・深いシワなど特定部位への集中アプローチ |
| 痛みの傾向 | 比較的少ないとされる | 特定部位に集中するため、局所的な圧迫感・刺激を感じる場合がある |
| 向いている方 | 広範囲の肌質改善を希望する方 | クレーターや深いシワなど、ピンポイントのお悩みがある方 |
オートインジェクションは機械が一定の速度・圧力で注入するため、刺激が均一で比較的痛みを感じにくいとされています。一方、マニュアルインジェクションは医師が特定の部位に集中して注入するため、その部位で圧迫感や刺激を感じることがあります。ただし、どちらの方法でも麻酔クリームを使用した上で行いますので、強い痛みは最小限に抑えられるよう配慮しています。
痛みの感じ方には個人差があります。同じ施術を受けても「ほとんど感じなかった」という方もいれば「チクチクする感覚があった」という方もいます。痛みへの不安が強い場合は、カウンセリング時に遠慮なくご相談ください。麻酔の方法や施術のペースを調整することで、できる限り快適に受けていただけるよう対応いたします。
④ ダウンタイムについて
トライフィルプロはダウンタイムがほぼない施術です。施術当日から日常生活に戻っていただけます。一部の方では赤みや腫れが生じることがありますが、通常は数日以内に治まるとされています。また、注入をともなう施術では一般的に内出血が起こりうる場合があります(一時的な反応です)。症状の出方・持続期間には個人差があります。
【施術後にやってはいけないNG行動】
- 施術直後の激しい運動・長時間の入浴・サウナ(赤みや腫れが長引く可能性があります)
- 日焼け止めを使わずに紫外線を浴びること(肌へのダメージが増す可能性があります)
- 施術部位を強くこすったり触ったりすること
施術の回数・頻度・流れ
トライフィルプロは3〜5回程度の施術を推奨しており、約1ヶ月ごとの間隔で受けていただくのが一般的です。1回の施術時間は約1時間程度(麻酔クリームの塗布時間を含む)です。
施術の流れ
- カウンセリング:肌の状態・お悩み・ご希望を医師が確認します
- 治療内容の確認・同意書の記入:施術内容・リスク・費用について説明を受け、同意書に署名します
- 治療日の決定:スケジュールを調整します
- 施術(約1時間):麻酔クリームを塗布後、トライフィルプロの施術を行います
- 帰宅・アフターケア:施術当日から日常生活が可能。保湿・紫外線対策を徹底してください
料金(2026年5月時点・税込・自由診療)
※公的医療保険適用外。以下の料金は2026年5月時点のものです。改定される場合がありますので、最新の料金は公式ページでご確認ください。
ジュベルック使用時
| 施術プラン | トライアル | 1回 | 3回 |
|---|---|---|---|
| オートインジェクション | 77,000円 | 88,000円 | 231,000円 |
| オート+マニュアル | 88,000円 | 99,000円 | 264,000円 |
※ジュベルック1cc追加:1回あたり+11,000円
REJUBEAU(リジュビュー)使用時(千里中央院のみ)
| 施術プラン | 1回 | 3回 |
|---|---|---|
| オートインジェクション | 93,500円 | 247,500円 |
| オート+マニュアル | 104,500円 | 280,500円 |
初回カウンセリング料:1,100円/再診料:1,100円
料金・施術内容は改定される場合があります。最新情報は必ず当院公式ページまたはカウンセリング時にご確認ください。上記以外の割引・キャンペーン価格は設定しておりません。
注意点・施術を受けられない場合・リスク
施術後の注意点
- 保湿ケア:施術後は肌の保湿を十分に行ってください
- 紫外線対策:日焼け止めを毎日使用し、紫外線から肌を守ってください
主なリスク・副作用
トライフィルプロは比較的ダウンタイムが少ない施術ですが、以下のような反応が起こりうることを理解した上で受けていただく必要があります。
- 赤み・腫れ(通常数日以内に治まるとされています)
- 内出血(注入をともなう施術で一般的に起こりうる一時的な反応)
- 痛み・不快感(個人差があります)
- 期待した効果が得られない場合がある(効果には個人差があります)
施術を受けられない場合(妊娠中・授乳中・特定の疾患をお持ちの方など)については、カウンセリング時に医師が確認いたします。不安な点は必ずカウンセリングでお申し出ください。
千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、日本皮膚科学会皮膚科専門医・アレルギー専門医のダブル資格を持つ花房 崇明理事長(医学博士)が監修のもと、安全な施術環境を整えています。千里中央駅から徒歩約5分、駐車場も完備しておりますので、豊中・吹田・千里中央エリアからお気軽にご来院ください。
まとめ|トライフィルプロの痛みと麻酔について
トライフィルプロはCO2ガスと薬剤注入を組み合わせた美容医療施術です。痛みへの不安は麻酔クリームと、必要に応じた笑気麻酔の活用で最小限に抑えることができます。
- 麻酔クリーム:全施術で使用。針やガスの刺激を大幅に和らげます
- 笑気麻酔:院により選択可能。痛みへの不安が強い方に有効な選択肢です
- オートインジェクション:機械による均一な注入で比較的痛みが少ない傾向があります
- マニュアルインジェクション:特定部位への集中アプローチが可能。局所的な圧迫感を感じる場合があります
- 痛みの感じ方には個人差があります。不安な点はカウンセリングでご相談ください
- ダウンタイムはほぼなし。当日から日常生活が可能ですが、保湿・紫外線対策は必須です
- 公的医療保険適用外。最終的な適応・治療方針は医師の診察でご確認ください
トライフィルプロのご相談は花ふさ皮ふ科・美容皮膚科へ
ニキビ跡や毛穴のお悩みは、肌の状態に合わせた治療法を皮膚科専門医がご提案します。まずはお気軽にカウンセリングへ。
千里中央院のWEB予約はこちら(24時間受付)FAQ(よくある質問)
Q1:トライフィルプロの施術中、痛みはどのくらいありますか?
A.
施術前に麻酔クリームを塗布するため、強い痛みは最小限に抑えられます。多くの方は「チクチクする程度」「圧迫感がある程度」と感じるとされていますが、痛みの感じ方には個人差があります。痛みへの不安が強い方は、笑気麻酔の併用(院により選択可能)もご検討ください。カウンセリング時にお気軽にご相談ください。
Q2:オートインジェクションとマニュアルインジェクション、どちらが痛みが少ないですか?
A.
一般的に、オートインジェクションは機械が均一な速度・圧力で注入するため比較的痛みが少ないとされています。マニュアルインジェクションは医師が特定の部位に集中して注入するため、その部位で圧迫感や刺激を感じる場合があります。ただし、どちらも麻酔クリームを使用した上で行いますので、施術方法だけで痛みの大小を断定することはできません。ご自身の肌悩みに合わせて医師と相談の上、最適な方法を選んでいただくことをお勧めします。
Q3:笑気麻酔は必ず使えますか?追加費用はかかりますか?
A.
笑気麻酔の選択可否は院・状況により異なります。ご希望の場合はカウンセリング時に医師またはスタッフにお申し出ください。費用については、カウンセリング時に確認をお願いします。公式ページに記載のない費用を当院が独自に設定することはありません。
Q4:ダウンタイムはどのくらいありますか?翌日から仕事できますか?
A.
トライフィルプロはダウンタイムがほぼない施術で、当日から日常生活に戻っていただけます。一部の方では赤みや腫れが生じることがありますが、通常は数日以内に治まるとされています。注入をともなう施術では内出血が起こりうる場合もあります(一時的な反応です)。症状の出方・持続期間には個人差がありますので、大切なご予定の直前の施術はご注意ください。
Q5:何回受ければ効果を実感できますか?
A.
当院では3〜5回程度の施術を推奨しており、約1ヶ月ごとの間隔で受けていただくのが一般的です。ただし、効果の出方・実感できるまでの回数には個人差があります。「何回で必ず効果が出る」といった保証はできません。施術の適応や推奨回数については、カウンセリングで医師にご相談ください。
Q6:千里中央花ふさ皮ふ科でトライフィルプロを受けるには、まず何をすればいいですか?
A.
まずはカウンセリングのご予約をお取りください(初回カウンセリング料:1,100円)。当院は千里中央駅から徒歩約5分、大阪府豊中市上新田2丁目に位置し、豊中・吹田エリアからもアクセスしやすい環境です。駐車場も9台完備しております。予約はオンライン予約システムからいつでもお申し込みいただけます。診察では、肌の状態・ご希望・施術の適応について日本皮膚科学会皮膚科専門医の医師が丁寧にご説明します。













