アビクリア(AviClear)とは、米国キュテラ社が開発した1726nm波長の医療用レーザーで、ニキビの根本原因である皮脂腺に選択的に作用することで、中等症〜重症のニキビを改善することが期待される治療機器です。2023年に重症・中等症ニキビへの治療機器として国内で初めて製造販売承認(承認番号:30700BZX00107000・クラスIII)を取得し、米国FDA承認のニキビ治療レーザーとしても世界初の機器です。塗り薬で改善が得られない方や、イソトレチノインなどの内服薬が使いにくい方にとって、新たな治療の選択肢となりえます。本記事では、皮膚科専門医・医学博士の花房 崇明 理事長の監修のもと、アビクリアの原理・対象・施術の流れ・料金まで網羅的に解説します。
※アビクリアは公的医療保険適用外の自由診療です。
中等症〜重症ニキビに、塗り薬・飲み薬に頼らないレーザー治療「アビクリア」
保険診療の塗り薬で改善しない方、イソトレチノインが内服できない方の選択肢に。
皮膚科専門医・医学博士の花房崇明 理事長が、お一人ずつ適応を診察いたします。
- 1726nm レーザーで皮脂腺に直接アプローチ
- ダウンタイムほぼなし
- 全顔3回 198,000円(税込)〜
目次
1. アビクリアとは?結論サマリ
アビクリア(AviClear)は、ニキビ治療に特化した医療用レーザー機器です。最大の特徴は、「塗り薬や内服薬では対応が難しかった中等症〜重症ニキビに対して、針・切開・注射を使わずにアプローチできる」点にあります。
アビクリアの3つのポイント
- 皮脂腺に選択的に作用する1726nm波長のレーザーで、ニキビの根本原因にアプローチ
- 重症・中等症ニキビへの治療機器として国内初の製造販売承認取得(クラスIII)
- 1回30分・計3回のセッションで治療を行い、ダウンタイムはほとんどない
2. アビクリアの概要(1726nmレーザー・国内初承認)
アビクリアは、米国キュテラ(Cutera)社が開発・製造した医療用レーザー機器です。重症・中等症ニキビへの治療機器として国内で初めて製造販売承認を取得した機器であり(承認番号:30700BZX00107000・クラスIII)、米国FDAにおいてもニキビ治療レーザーとして初めて承認を受けた機器です。
使用する波長は1726nm。この波長は皮脂腺(ひしせん)に含まれる脂質に対して特異的に吸収される特性を持ちます。従来のニキビ治療レーザーとは異なるアプローチで、皮脂腺そのものの活動を抑えることを目的としています。
3. なぜ皮脂腺だけに作用するのか(原理の解説)
ニキビ(尋常性ざ瘡)の主な原因のひとつは、皮脂腺から過剰に分泌される皮脂です。毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖することで炎症が起きます。
アビクリアの1726nm波長は、皮脂腺に含まれる脂質(セバム)に選択的に吸収されるという特性があります。この波長のエネルギーが皮脂腺に届くことで、皮脂腺の働きを抑制し、過剰な皮脂分泌を減らすことが期待されます。周囲の表皮や血管・色素細胞への影響を最小限にとどめながら皮脂腺に作用できるため、ダウンタイムが少ない治療として注目されています。
アビクリアは皮脂腺の「働きを抑える」ことでニキビをできにくくすることを目的としています。治療効果や改善の程度には個人差があります。
4. どんなニキビが対象か
アビクリアの主な対象は中等症〜重症の尋常性ざ瘡(ニキビ)です。以下のような方が治療の候補となりえます。
- 保険診療の塗り薬(アダパレン・ベピオ・エピデュオなど)を使用しても十分な改善が得られていない方
- 塗り薬による皮膚刺激・かぶれが生じて継続が難しい方
- イソトレチノイン(内服薬)の使用が難しい方
(例:妊活中・妊娠の可能性がある方への催奇形性リスク、成長期の方への身長への影響リスクなど) - 繰り返すニキビに悩み、根本的なアプローチを希望する方
【アビクリアが適さない場合の例】
- 軽症のニキビ(まず保険診療での治療が優先されます)
- 肌状態によっては施術当日に照射できない場合があります
- 詳細は必ず医師の診察でご確認ください
5. 従来のニキビ治療との位置づけ
ニキビ治療は、まず保険診療(塗り薬・内服薬)が基本となります。アビクリアは、保険診療で効果が得られない場合や、副作用・リスクの観点から内服薬が使いにくい場合の新たな選択肢として位置づけられます。
| 治療の種類 | 主な内容 | 保険適用 |
|---|---|---|
| 外用薬(塗り薬) | アダパレン・ベピオ・エピデュオなど | あり |
| 内服薬 | 抗菌薬・イソトレチノインなど | 一部あり |
| アビクリア(レーザー) | 1726nmレーザーによる皮脂腺へのアプローチ | なし(自由診療) |
※自由診療は公的医療保険適用外です。
千里中央・豊中・吹田エリアでニキビ治療を検討されている方は、まず皮膚科専門医に現在の治療状況を相談し、アビクリアが適切かどうかを確認することをおすすめします。
6. 施術の流れ・回数・ダウンタイム・痛み
治療回数とスケジュール
アビクリアの標準的な治療プログラムは、1か月〜1か月半(4〜6週間)間隔で、1回30分のレーザー照射を計3回(3セッション)行うものです。
施術当日の流れ
- ご予約:必ず事前予約のうえ、洗顔を済ませて施術10分前に来院
- 医師の診察:肌の状態によっては当日の施術が適さない場合があります
- レーザー照射:AviCool(冷却機能)を搭載した機器で皮膚温度をモニタリング・制御しながら照射
痛みとダウンタイム
アビクリアには皮膚温度をリアルタイムでモニタリング・制御するAviCool(冷却機能)が搭載されています。照射中にわずかにパチパチとした感覚を感じることがある場合がありますが、米国での臨床試験では痛みなどによる治療中止例は報告されていません(個人差があります)。ダウンタイムはほとんどないとされていますが、照射後に一時的な赤みなどが生じる場合があります。
施術後の肌状態・反応には個人差があります。気になる症状が続く場合は速やかに担当医にご相談ください。
7. 料金(全顔・部位別)※公的医療保険適用外
当院のアビクリア料金は以下のとおりです(すべて税込・自由診療)。初回カウンセリング料1,100円・自由診療再診料1,100円が別途かかります。
| 部位 | 導入記念トライアル(1回) | 通常1回 | 3回セット |
|---|---|---|---|
| 全顔 | 66,000円 | 88,000円 | 198,000円 |
| 両頬+鼻 | 44,000円 | 66,000円 | 132,000円 |
| 両頬 | 33,000円 | 44,000円 | 99,000円 |
| 鼻・おでこ・こめかみ・鼻下・顎(各部位) | 17,600円 | 33,000円 | 52,800円 |
※料金は予告なく変更される場合があります。最新情報は当院へお問い合わせください。
※公的医療保険は適用されません(全額自己負担)。
8. 当院の特徴(日本初導入・KOL指名)
千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(大阪府豊中市)は、日本で最初にアビクリアを導入した医療機関であり、販売会社キュテラ株式会社よりKOL(Key Opinion Leader)として指名を受けています。導入から3か月で累計施術件数100件を突破しており、豊富な施術実績を積み重ねています。
診療にあたる花房 崇明 理事長は、日本皮膚科学会皮膚科専門医・日本アレルギー学会アレルギー専門医・医学博士(大阪大学大学院)のダブル資格を保有。美容皮膚科と保険診療の皮膚科を併設しているため、ニキビの状態に応じて保険診療とアビクリアを組み合わせた総合的なケアを相談することができます。
北大阪急行・大阪モノレール千里中央駅から徒歩約5分、駐車場9台完備で、千里中央・豊中・吹田エリアからアクセスしやすい立地です。
9. 受診の目安
以下のような状態が続く場合は、早めに皮膚科専門医への受診をご検討ください。
- 市販の外用薬を使用しても2〜3週間以上改善しないニキビ
- 赤く腫れた炎症性ニキビが顔全体や広範囲に広がっている
- ニキビが治った後に色素沈着(黒ずみ)やニキビ跡が残りやすい
- 保険診療の塗り薬でかぶれ・刺激感が強く続いている
- 繰り返すニキビに悩み、根本的な治療を希望する
【やってはいけないNG行動】
- ニキビを手や爪で無理につぶす(炎症悪化・色素沈着の原因になります)
- 自己判断で治療を中断する(医師の指示に従いましょう)
- インターネットの情報だけを根拠に自己治療を続ける
10. まとめ
まとめ|アビクリアについて皮膚科専門医にご相談を
アビクリア(AviClear)は、1726nm波長で皮脂腺に選択的に作用する国内初承認のニキビ治療レーザーです。塗り薬で改善しない中等症〜重症ニキビや、内服薬が使いにくい方の新たな選択肢として注目されています。
- 国内初承認・FDA承認:重症・中等症ニキビへの治療機器として国内初の承認取得
- 原理:1726nm波長が皮脂腺に選択的に作用し、皮脂分泌を抑えることでニキビをできにくくすることを目的とする
- 治療プログラム:1か月〜1か月半間隔で30分×3回のセッション
- ダウンタイム:ほとんどない(個人差あり)
- 自由診療:公的医療保険適用外。全顔3回セット198,000円(税込)〜
治療効果・適応・リスクには個人差があります。アビクリアが自分に適しているかどうかは、必ず医師の診察を受けてご確認ください。
FAQ(よくある質問)
Q1:アビクリアは保険診療で受けられますか?
A.
アビクリアは公的医療保険適用外の自由診療です。費用は全額自己負担となります。なお、ニキビの状態によっては保険診療(塗り薬・内服薬)が適している場合もありますので、まず皮膚科専門医にご相談ください。
Q2:アビクリアは何回受ければ効果が期待できますか?
A.
標準的な治療プログラムは、1か月〜1か月半(4〜6週間)間隔で計3回(3セッション)のレーザー照射です。効果の出方や改善の程度には個人差があります。詳細は医師の診察でご確認ください。
Q3:アビクリアの施術中・施術後の痛みやダウンタイムはどの程度ですか?
A.
照射中はわずかにパチパチとした感覚を感じることがある場合があります。AviCool(冷却機能)により皮膚温度をモニタリング・制御しながら照射するため、米国の臨床試験では痛みによる治療中止例は報告されていません(個人差があります)。ダウンタイムはほとんどないとされていますが、一時的な赤みなどが生じることがあります。
Q4:塗り薬でかぶれが出てしまいましたが、アビクリアは受けられますか?
A.
保険診療の塗り薬(アダパレン・ベピオ・エピデュオなど)で刺激・かぶれが生じる方は、アビクリアの対象となりえます。ただし、施術当日の肌状態によっては照射が適さない場合もありますので、必ず事前に医師の診察をお受けください。
Q5:妊活中・妊娠中でもアビクリアを受けられますか?
A.
イソトレチノインなどの内服薬は催奇形性リスクから妊活中・妊娠中の方には使用できませんが、アビクリアはレーザー治療であるため、内服薬とは異なるアプローチです。ただし、妊娠中・妊活中の方への施術の適否については、必ず医師にご相談のうえ判断してください。
Q6:千里中央花ふさ皮ふ科へのアクセスを教えてください。
A.
大阪府豊中市上新田2丁目24番50の1 上新田メディカルブリッジ2Fにございます。北大阪急行・大阪モノレール千里中央駅から徒歩約5分、駐車場9台完備です。千里中央・豊中・吹田エリアからご来院いただけます。ご予約はオンラインからも承っております。













