糸リフトとは、医療用の溶ける糸(吸収性縫合糸)を皮下に挿入し、頬・顎下・フェイスラインのたるみを引き上げることを目指す美容医療です(※公的医療保険適用外)。施術後に気になるのが「ダウンタイムはどのくらい続くのか」「腫れや内出血はいつ引くのか」という点ではないでしょうか。本記事では、糸リフト後のダウンタイムの経過を当日から約1ヶ月にわたって詳しく解説します。施術を検討中の方がスケジュールを立てる際の参考にしてください。監修は、日本皮膚科学会皮膚科専門医・医学博士の花房 崇明 理事長(千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科)です。
目次
糸リフトのダウンタイム全体像
糸リフトのダウンタイムは、一般的に比較的短い傾向とされています。ただし、使用する糸の種類・本数・施術部位、個人の体質によって経過は異なります。以下の表でおおまかな目安を確認してください。
| 時期 | 主な症状の目安 | 日常生活 |
|---|---|---|
| 当日 | 腫れ・赤み・麻酔の影響による違和感 | 洗顔・メイクは当日不可(目安) |
| 1〜3日目 | 軽い腫れ・内出血・つっぱり感 | 激しい運動・サウナは控える |
| 4〜7日目 | 腫れが落ち着き始める・違和感が軽減 | 徐々に通常生活へ |
| 2週間〜1ヶ月 | 自然な仕上がりに近づく | ほぼ通常通り |
当院(千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科)では、局所麻酔・術後内服薬代込みの手技料を別途設定しており、施術前のカウンセリングでダウンタイムの個別リスクについても丁寧にご説明しています。
当日の経過(施術直後)
糸リフトは局所麻酔下で行われるため、施術中の痛みは軽減されますが、麻酔が切れた後に施術部位のじんわりとした痛みや違和感を感じる場合があります。
施術直後に起こりやすいこと
- 腫れ・赤み:針を刺した部位を中心に、軽い腫れや赤みが生じることがあります。軽い腫れ・赤みは1〜2日で引くことが多いとされています。
- リフトアップ感:施術直後からリフトアップした印象を感じる場合がありますが、個人差があります。腫れが落ち着いた後の仕上がりが本来の効果の目安となります。
- つっぱり感:糸が皮下に入ったことによる軽いつっぱり感を感じる方もいます。
【当日のNG行動】
- 施術当日の洗顔・メイク(医師の指示に従ってください)
- 施術部位を強くこすったり押したりする行為
- 激しい運動・飲酒・入浴(シャワーのみ推奨)
- サウナ・岩盤浴などの高温環境
1〜3日目:腫れ・内出血・つっぱり感
施術後1〜3日目は、ダウンタイムのピークとなることが多い時期です。
この時期に見られやすい症状
- 内出血(皮下出血):針を刺した部位に青紫色の内出血が現れる場合があります。コンシーラーなどで目立たなくすることも可能ですが、医師の指示に従って対応してください。
- 腫れの継続:頬や顎下が軽く腫れた状態が続くことがあります。
- つっぱり感・引きつれ感:糸が皮下組織を引き上げていることによる感覚です。多くの場合、日が経つにつれて軽減されていきます。
- かさぶた:針穴部分に小さなかさぶたができる場合があります。無理にはがさないようにしてください。
内出血の範囲や腫れの程度は、使用する糸の本数や施術部位によって異なります。事前のカウンセリングで、ご自身の生活スケジュールに合わせた施術計画を立てることをおすすめします。
4〜7日目:症状の落ち着き
4日目以降、多くの方で腫れや赤みが徐々に落ち着いてくるとされています。
- 内出血は黄色みを帯びた色に変化し、薄くなっていくことが多いです。
- つっぱり感や違和感も軽減してくる方が多いですが、個人差があります。
- この時期から軽いメイクが可能になる場合がありますが、必ず担当医の指示に従ってください。
1週間程度で日常生活にほぼ支障がなくなる方が多い一方、体質や施術内容によっては違和感が続くこともあります。
月曜担当 — 森久美子先生のご紹介
千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、月曜日に森久美子先生がスレッドリフト(糸リフト)のカウンセリング・施術を担当しております。お一人おひとりの肌の状態・たるみの程度・ご希望をていねいに伺ったうえで、最適な糸の種類(テスリフト・アルテミス・フィオラ)、本数、挿入位置をご提案します。
スレッドリフトのご相談は完全予約制です。WEB予約は24時間受け付けております。
2週間〜1ヶ月:自然な仕上がりへ
2週間〜1ヶ月の間に、腫れや内出血はほぼ消失し、自然な仕上がりに近づいていくとされています。
- 糸によって引き上げられた組織が安定し、フェイスラインやほうれい線の改善効果が実感しやすくなる時期です(個人差あり)。
- コラーゲン産生が促進されることで、肌の引き締まり感が期待できるとされています。
- つっぱり感が残る場合は、担当医に相談してください。
当院で取り扱うテスリフト(PDO製・3Dメッシュ構造)は、効果がおよそ6ヶ月〜1年程度持続し、1年ごとのメンテナンスを推奨しています。糸自体は数ヶ月〜1年程度で体内に吸収されます。効果には個人差があり、永続するものではありません。
メイク・洗顔の再開時期の目安
メイクや洗顔の再開時期は、施術内容・使用した糸の種類・個人の回復状況によって異なります。必ず担当医の指示に従ってください。以下はあくまで一般的な目安です。
| 項目 | 再開の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 洗顔 | 翌日〜数日後(医師の指示による) | 針穴部分を強くこすらない |
| メイク(フルメイク) | 数日後〜1週間程度 | 施術部位への強い圧力を避ける |
| マッサージ・フェイシャル | 1ヶ月程度は控えることが多い | 糸のずれや引きつれの原因になる可能性 |
| 歯科治療(大きく口を開ける) | 1〜2週間は控えることが多い | 担当医に相談を |
ダウンタイム中の過ごし方と注意点
ダウンタイムを短くし、きれいな仕上がりを目指すために、施術後の過ごし方が大切です。
控えること
- 激しい運動:血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があります。施術後1〜2週間は激しい運動を控えることが推奨されます。
- サウナ・岩盤浴・長時間の入浴:体温・血流の上昇が腫れを長引かせる可能性があります。
- 大きく口を開ける動作:口を大きく開ける行為(大きな食べ物を頬張る、大声で笑うなど)は、糸に負荷をかける可能性があります。
- 施術部位を強く触る・押す・マッサージする:糸の位置がずれたり、引きつれの原因になる可能性があります。
- 飲酒:血行促進により腫れや内出血が悪化しやすくなります。
おすすめの過ごし方
- 施術当日は安静に過ごし、患部を冷やす(アイスパックを直接当てず、タオルに包んで)。
- 処方された内服薬(抗炎症薬など)は指示通りに服用する。
- 頭を高くして寝ることで、腫れが軽減されやすいとされています。
【ダウンタイム中のNG行動まとめ】
- 施術部位への強いマッサージ・圧迫
- サウナ・岩盤浴・激しい運動(施術後1〜2週間)
- 大きく口を開ける動作(施術後1〜2週間)
- 飲酒(腫れ・内出血の悪化リスク)
- かさぶたを無理にはがす行為
経過中に医師へ相談すべき症状
ダウンタイム中の症状の多くは一時的なものですが、以下の症状が現れた場合は早めに担当医へ相談してください。
- 腫れ・赤みが日に日に悪化している、または1週間以上改善しない
- 強い痛みや熱感が続く(感染の可能性)
- 皮膚の表面から糸が透けて見える、または飛び出している(糸の露出)
- 左右で著しく仕上がりが異なる(左右差)
- 強い引きつれ感や違和感が長期間続く
- 発熱・化膿などの感染症状
糸リフトは美容医療(自由診療)であり、感染・糸の露出・左右差・効果不十分・引きつれ感などのリスクが生じる可能性があります。施術前に担当医から十分な説明を受け、リスクを理解したうえでご判断ください。
まとめ
まとめ|糸リフトのダウンタイムについて
糸リフトのダウンタイムは比較的短い傾向とされていますが、個人差・施術内容によって経過は異なります。事前にスケジュールを把握し、適切なアフターケアを行うことが大切です。
- 当日〜3日目:腫れ・赤み・内出血・つっぱり感が生じやすい。安静を心がける。
- 4〜7日目:腫れが落ち着き、日常生活への影響が軽減されることが多い。
- 2週間〜1ヶ月:自然な仕上がりに近づき、効果を実感しやすくなる時期(個人差あり)。
- ダウンタイム中:激しい運動・サウナ・大きく口を開ける動作・施術部位のマッサージは控える。
- 効果の持続:使用する糸によって異なり、定期的なメンテナンスが必要。効果は永続するものではない。
千里中央・豊中・吹田エリアで糸リフトをご検討の方は、千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(千里中央駅より徒歩約5分)にお気軽にご相談ください。皮膚科専門医・医学博士の花房 崇明 理事長が、お一人おひとりの状態に合わせてカウンセリングを行います。最終的な治療方針は、医師の診察を受けたうえでご判断ください。※本施術は公的医療保険適用外の自由診療です。
月曜の森久美子先生のスレッドリフトカウンセリングへ
ほうれい線・フェイスラインのたるみのお悩みは、スレッドリフト(糸リフト)を得意とする森久美子先生にご相談ください。当院では月曜日に森先生がスレッドリフトのカウンセリング・施術を担当しております。お一人おひとりに合わせた治療プランをご提案いたします。
スレッドリフトカウンセリングを予約するFAQ(よくある質問)
Q1:糸リフトのダウンタイムはどのくらいですか?
A.
軽い腫れ・赤みは1〜2日で引くことが多いとされています。内出血やつっぱり感は1週間前後で落ち着く方が多いですが、個人差・施術内容(使用する糸の種類・本数・部位)によって異なります。2週間〜1ヶ月ほどで自然な仕上がりに近づいていくとされています。※公的医療保険適用外
Q2:糸リフト後の内出血はどのくらいで消えますか?
A.
内出血は、一般的に1〜2週間程度で目立たなくなっていくことが多いとされています。ただし、体質や施術部位・本数によって個人差があります。内出血部分はコンシーラーなどで目立たなくすることも可能ですが、使用方法については担当医にご確認ください。なお、腫れや内出血が日に日に悪化する場合は早めに担当医へご相談ください。
Q3:糸リフト後、いつからメイクや洗顔ができますか?
A.
洗顔は翌日〜数日後から可能な場合が多いですが、針穴部分を強くこすらないよう注意が必要です。フルメイクは数日〜1週間程度で再開できる場合が多いとされています。ただし、施術内容や回復状況によって異なるため、必ず担当医の指示に従ってください。施術部位へのマッサージやフェイシャルエステは、1ヶ月程度控えることが推奨されることが多いです。
Q4:糸リフト後にやってはいけないことは何ですか?
A.
主に以下の行為はダウンタイム中(特に施術後1〜2週間)は控えることが推奨されます。①激しい運動、②サウナ・岩盤浴・長時間の入浴、③施術部位を強くこする・押す・マッサージする、④大きく口を開ける動作(大きな食べ物を頬張るなど)、⑤飲酒。これらは腫れや内出血の悪化、糸のずれなどにつながる可能性があります。詳細は担当医にご確認ください。
Q5:糸リフトの効果はどのくらい持続しますか?
A.
使用する糸の種類によって異なります。当院で取り扱うテスリフト(PDO製・3Dメッシュ構造)はおよそ6ヶ月〜1年程度の効果持続が期待できるとされており、1年ごとのメンテナンスを推奨しています。糸自体は数ヶ月〜1年程度で体内に吸収されます。効果は永続するものではなく、定期的なメンテナンスが必要です。個人差もありますので、詳しくはカウンセリングでご相談ください。※公的医療保険適用外
Q6:糸リフトのリスクや副作用にはどのようなものがありますか?
A.
糸リフトで想定されるリスク・副作用として、一時的な腫れ・赤み・内出血・軽い違和感やつっぱり感・かさぶたなどが挙げられます。まれに、感染・糸の露出・左右差・効果不十分・引きつれ感などが生じる可能性もあります。施術前に担当医から十分な説明を受け、リスクを理解したうえで判断することが大切です。気になる症状が現れた場合は、早めに担当医へご相談ください。本施術は公的医療保険適用外の自由診療です。













