最近、辛口、いわゆる低評価の口コミを頂くことが多いです。
開業して3年、院長の私は、「丁寧な診療を心がけながら待ち時間をできるだけ短縮する」ことを意識して日々取り組んでおります。
最近では、上記に加え、新型コロナウイルス対策(待合室の3密対策など)にも注意を払っています。
自宅で検温を事前にお願いしたり、医師指定ができなかったり、予約数に上限を設けたりして、患者様にもご協力、ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ございません。
さて口コミですが、感謝のお言葉や、通院してよかった!という高評価の口コミをいただくと、スタッフ全員、特に院長の私は「色々あったけど、色々あるけど開業してよかった」と幸せな気持ちになり、今日も明日も頑張ろうと前向きな気持ちになります。
逆に低評価の口コミを頂くと私も人間ですから(私、ものすごく人間くさくて、けっこう面倒くさいです笑)、ものすごく落ち込みますし、色々とネガティブな気持ちになります。ぶっちゃけ正直傷付きます。凹みます。
(有名人の方が最近ネットの誹謗中傷が原因で、悲しい決断をされたというニュースも最近多いですね。)
私はネット上に口コミを書き込んだ経験は無いので、書き込む人の気持ちは想像するしかないですが、
私なら、レストランなどで感動するほど美味しかった、接遇が素晴らしかった場合は、周りのリアルな友人や家族には伝え、リピーター、ファンになりますが、口コミは入れません(リアルな人間関係に伝えるだけで十分です。)
逆にレストランなどで残念な思いをした場合は、直接その場で(一応控え目に)指摘するか、黙って二度と行きません。(口コミを匿名で書き込むことで、相手がどれほど傷付くか知っています。)
高評価の口コミを書き込んでいただける方は「感動を伝えたい」「他の人に勧めたい」と思って記入してくれるのだと思います。ものすごく嬉しいです。
逆に低評価の場合は「クリニックをもっとよくするためのお言葉、叱咤激励、アドバイス」「誤診などされたので、他の人に勧めない理由を伝えたい」「期待通りの診療を受けられなかった憂さ晴らし」などの理由で書き込むのでしょうか。
具体的な内容で口コミを書かれている患者さんは、たとえ匿名でも「あの人だろうな」と名前や顔、診察日時が浮かんできます。
私の診療内容やスタッフの接遇などが未熟だった場合は反省し明日から活かしていこうと思いますが、最近(いわゆる言いがかりに思える理不尽な、悪意のある、敵意むき出しの)悲しい投稿が多く、落ち込みます。傷付きます。
今日は東京で行われている学会にWebで自宅から参加しています。インターネットの便利さを実感します。
当院もネット予約やWeb問診などインターネットを介して待ち時間の少ない、丁寧な診療を心がけていますが、その反面、インターネットは匿名で人を傷つける一方的な凶器だと最近は思います。
(実際には損害賠償などになれば、誰がいつどこの端末で書き込んだか分かると友人の弁護士から聞いたことがありますが、)書き込む人がリスクゼロ、匿名だと思い込んで、一方的に強気に書き込めるのは精神的に苦しい世の中ですね。
「理不尽な、誹謗中傷に近い口コミは気にしないほうがいいよ」と励ましてくれる周りのリアルな人間関係が救いです。