アトピー性皮膚炎に対する新しい塗り薬、デルゴシチニブ軟膏が発売になって3ヶ月になります。
1999年にタクロリムス軟膏が販売になってから、21年ぶりのアトピー性皮膚炎に対する新しい塗り薬です。
当院はアトピー性皮膚炎の患者さんに非常に多く受診していただいており、ステロイド外用剤以外にも飲み薬や注射薬を駆使して診療しています。
デルゴシチニブ軟膏はステロイドとは違った作用で、局所の炎症を抑えるJAK阻害剤というお薬で、
皮膚萎縮(皮膚が薄くなること)や血管拡張(赤ら顔)などのステロイドを長期に塗った時の副作用が起きにくいと言われています。
当院でもこの3ヶ月ほどデルゴシチニブ軟膏を患者さんに処方しましたが、局所の炎症を一気に抑える切れ味はステロイド外用剤の方が勝っている印象で、
タクロリムス軟膏よりも塗った時の刺激感は少なそうです。
ステロイドで急性期の炎症を一気に抑え、デルゴシチニブ軟膏かタクロリムス軟膏に徐々に置き換えていき、
最終的には保湿に加え、デルゴシチニブ軟膏かタクロリムス軟膏でプロアクティブ療法を行う治療法になっていくのでしょうか。
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また当院ではアトピー・ニキビ・敏感肌の患者さんにも積極的に蓄熱式医療脱毛を行っております。
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