千里中央駅より徒歩約5分の皮膚科・アレルギー科・形成外科【千里中央花ふさ皮ふ科】。小さなお子様からあらゆる年齢の方に幅広く対応いたします。皮膚の腫れ、痛み、痒み、ニキビ、皮膚科一般、アトピー性皮膚炎、炭酸ガスレーザー、紫外線治療
当院へのよくある質問

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採用ページをご覧いただいた医師の方へ

2017年11月、千里中央の「上新田メディカルブリッジ」に開院した千里中央花ふさ皮ふ科。自由診療と保険診療のどちらにも対応し、患者様の視点に立った診察で、地域医療を支えています。
2019年5月には2フロア体制になると共に、医療法人佑諒会を設立。

そして2021年12月には、初の分院となる江坂駅前花ふさ皮ふ科
2023年1月にhanafusa skincare lab+
2024年7月にはみのお花ふさ皮ふ科が開院しました。
一見、順調に成長をしていて、華々しい成功をしているように見えますが、その裏では理事長の汗と涙にまみれた、泥臭い物語もあります。
今回、理事長に半生を振り返ってもらいながら、どのようにして多くの患者様の支持を集めるクリニックをつくってきたのかを、赤裸々に語ってもらいました。

開業を決めるまでの経緯

千里中央花ふさ皮ふ科 院長

—— まず花房先生が医師を志した瞬間について教えてください。

私は父が会社員、母が薬剤師なので、医者の家系ではありません。ただ教育熱心な家庭で、親の喜ぶ顔が見たいのもあって、医師を志しました。
とはいえ、周りに医学部に合格した知り合いがいないので、どのくらい勉強すれば医師になれるのか分かりません。そのため必死で勉強を続け、なんとか大阪大学医学部に現役で入学することができました。
私が医学部を卒業したのは2004年です。その年度から全ての診療科を2年間で回るスーパーローテーション制度がスタートしました。


ものすごく忙しい病院だったので、15人の同期の研修医の中で最優秀研修医賞を受賞して研修医生活を終えたものの、体力的に、精神的に、医師を続けられるのか不安になっていました。その中で自分が無理をせず、熱量を持って取り組める科はどこだろうと考えて、皮膚科という答えを導き出しました。

もともと私自身、アトピーで悩んだ経験を持っています。特に受験の頃はアトピーの症状がひどく、とても悩みました。ですので、皮膚科なら患者様に寄り添えて、自分の能力を最大限に発揮できるのではないかと思い、2006年に大阪大学医学部附属病院皮膚科に入局しました。

—— そのときから、いずれは開業をしたいと考えていたのですか。

いいえ、その後、研究の面白さに目覚めて、教授の道を志した時期があります。
きっかけは、医局でお世話になっていた先生から誘われて英語で論文を書いたことです。それが「PubMed」に掲載されたことが嬉しくて、2年間で4本の英語論文を書きました。

その後、後輩の論文指導をしたり、海外の研究者と共著を出したりするうちに留学に興味を抱きます。そこで免疫の関与する薬疹を大学院で研究し医学博士を取得した後、日本学術振興会から奨学金をいただいてアメリカのサンフランシスコへ留学しました。

留学先はiPS細胞の研究で有名な山中教授が研究していた大学です。街には山中先生の似顔絵が描かれている旗が揺れていました。まるで自分が日本代表になった気分です。日本の医学界を背負っているという気概を持って、現地で人体の免疫の教育機関である胸腺をメインに研究しました。

—— 開業を具体的にイメージされたのはいつ頃でしょうか。

35歳の頃です。当時、東京医科歯科大学に講師として呼ばれました。しかし、研究だけでなく、病棟医長として緊急入院の患者様の対応もしなければなりません。研究も診療も全てが中途半端になっていました。
そんな忙しい日々を過ごしているとき、突如として、ひどいめまいに襲われました。

独立開業を決めたのは、そのとき受診した耳鼻科の先生との出会いです。
私の診断結果は、右耳の聴力が落ちて眼振で目が震える軽度の「突発性難聴」でした。それはともかく、とても不安だった自分にしっかりと向き合ってくれた医師を見て「自分がやりたい医療はこれだ」と悟りました。こうした医療を提供したくて、自分も医師になりたかったのだと気がついたのです。

問題を乗り越えて経営者として成長

—— どんなステップを踏んで、クリニックの経営を軌道に乗せていったのか教えてください。

病院経営

スタッフを何人採用するかはもちろん、給料をいくらにするか、診療時間は何時にするかなど、開業に向けて決めていくことは山ほどあります。誰かが決めてくれるわけではありません。全て院長である自分で決める必要があります。
この時は自分の理想のクリニックを自分の裁量で創れることが嬉しくて、無我夢中でした。

正直、経営者になるという自覚も覚悟もありませんでした。その自覚の無さが、後々、大きな問題を引き起こすとは、当時は想像もしていませんでした。

開業してからは、まず集患の問題があって、それを解決した後、マネジメントの問題が発生すると言われています。しかし、私は開業した場所が医療モールだったので、集患には困りませんでした。開業の一年くらい前から、内科や耳鼻科のクリニックが診療をしていた関係もあり、1日目は午前の診療だけで15名、2日目は60名もの患者様が来院してくださったのです。それで完全に天狗になってしまいました(笑)。

とはいえ、集患の苦労がなかった分、スタッフとの人間関係にはとても苦労しました。
私自身、勤務医としての意識が抜け切れていなかったのです。勤務医のときは文句ばかり言って、全て人のせいにしていました。その癖が抜けず、開業してからもミスは全てスタッフのせいです。
今となれば、仕組み化で防げなかった自分に落ち度があると分かります。組織で起きた問題はトップの責任なのは当たり前ですから。

病院スタッフ

しかし、当時はそうした考えになっていませんでした。そうなると人はついてきません。どんどん辞めてしまいます。結果的に、人手がいないのに患者様は増えるという、悪循環に陥ってしまいました。
「院長、今日診療が終わったら、少しお話してもよろしいでしょうか?」というスタッフの声に毎日ビクビクしていました。

—— 具体的にどのような問題が起きたのでしょうか。

病院経営

自費診療を始めるときにスタッフから猛反発を受けたんです。当時は、なんで分かってくれないんだとフラストレーションが溜まりました。
そもそも自由診療を行うと保険診療と収益の柱が複数できて経営が安定するだけでなく、他院との差別化にもつながります。患者様にとっても、保険診療だけでは限界があった症状が治療できるのでメリットは大きいです。

それなのに、どうして自分のやっていることを理解してくれないのか、自分の説明不足・準備不足が原因にも関わらず、怒りに近い感情さえ抱いていました。
しかし、今なら冷静にこう説明することができます。
「僕も環境が許すなら、時間の限り丁寧に診察したいです。だけど、スタッフの給与も考えないといけません。診察の丁寧さと経営の安定のバランスをどこで取るかを考えるのも、経営者としての院長の仕事です」

当時、こうした説明をスタッフに出来ていませんでした。もしできていたら、スタッフももっと私のやり方に理解を示してくれていたでしょう。
経営者としても、高額の施術があると心がホッとするところがないというと嘘になります。売上が危ない、給料を払えない、と思わなくて済む分、目の前の患者様により集中することができますから。

—— 経営者として成長するため、どのようなことをされたのですか。

開業医セミナーなどで学んで、経営者として成長できるように取り組みました。
だけど、例えば「大量離職」の話などを聞いても、「へー、そんな話があるんだ」と思うくらいで、自分ごととして捉え切れていなかったのが正直なところです。そうした背景もあって、コロナ禍でスタッフの大量退職という憂き目を見ます。

2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大が日本でも現実的になった時、当院の患者様も減って、焦りが出てしまいました。いわゆる第一波のときは、どこまで感染が拡大するか全く読めませんでした。未曾有の事態になるかもしれない中で、多くのスタッフを抱えていて不安が募っていたのです。
それでも経営者として雇用を守らなければなりません。大学病院の薄給を補うためにバイトで来てくれている後輩のドクターに「患者さんが少ないから、しばらく来なくていいよ」とも言えません。そこで患者様が減らないように、さまざまな施策を考えて、できる限りの手を打ちました。

しかし、スタッフとはかなりの温度差がありました。彼女たちから聞こえてくるのは、余裕がなくなってイライラしている院長の私への批判ばかりでしたから。
そこで「自分はコロナからスタッフの雇用や給料を守るために頑張っているのに、なんで文句ばかり言うんだ」と、かなりイラついていました。

スタッフ離職

その結果が、2021年の1月から5月の間に15人もの大量離職です。それぞれいろいろな理由で退職を希望してきましたが、一つにまとめると私に責任があることは明白でした。

—— とても重たい出来事ですね。どのようにして乗り越えたのかお聞かせください。

みんなの前で謝りました。いろいろと考えを巡らせた結果、自分自身の過ちに気が付いたのです。そもそも私は幼い頃からの夢を叶えて医師となり、その中で開業という夢も実現してきました。
しかし、うちのクリニックで働くことがスタッフの幼い頃からの夢であるわけではありません。別の夢があったけれど、いろいろな事情があって勤務をしてくれています。いわば、僕の夢を叶えるのを手伝ってくれているとも言っていいでしょう。

そこに思い至ったとき、私は自分がいかに「やってあげている」という恩着せがましい態度であったかに気付きました。むしろ「ありがとう」というのは私の方だったのです。文句を言われてしまうのは当たり前だと分かりました。そこで今度は、彼女たちがやりたいことをできる環境を整えて、私が彼女たちの夢を叶えるサポートをしようと思いました。

千里中央花ふさ皮ふ科 化粧品づくり

例えば、分院づくりです。2021年12月に、分院となる江坂駅前花ふさ皮ふ科が開院したのですが、
完成までにはいろいろなことを決める必要がありました。
私は、そうした作業に対して、2院目なので新鮮味を感じていなかったのですが、
「内装を決めたい」や「立ち上げに参加したい」と積極的に声を挙げるスタッフがいたのです。
そこで分院の立ち上げを彼女たちに任せて、彼女たちの意見を踏まえてつくってもらいました。 同様に、2024年7月のみのお花ふさ皮ふ科の立ち上げもスタッフ中心でつくってもらいました。
江坂駅前のオープニングメンバーからのアドバイスもあり、さらに効率的に立ち上げ準備が進んでいき、
無事に開院を迎えました。

こうした取り組みが、患者様に喜んでもらえ、いずれクリニックの成長に繋がればベストですが、
まずはスタッフがやりたいことのサポートができればと思っています。

理念経営で次のステージへ

—— クリニックでは4方よしの理念を掲げています。どのような狙いがあるのでしょうか。

患者さんに信頼され、スタッフが働きがいを持って働き、クリニック自体が成長し、地域社会に貢献する、4方よしのクリニック

最初は、患者様にとっていいクリニックをつくろうと思っていました。
しかし、クリニックの経営を始めてみると、それを実現するにはスタッフが働きやすい環境を整える必要があるし、さらにそれを成し遂げるにはクリニックが成長していかないといけないと気付き、それぞれ理念に加えていきました。

大きなビジョンを掲げると、それだけスケールの大きな人に出会える確率が上がります。そうした狙いもあって「患者さんに信頼され、スタッフが働きがいを持って働き、クリニック自体が成長し、地域社会に貢献する、4方よしのクリニック」という、大きな診療理念を掲げました。

—— 先ほど、分院の話がありました。分院立ち上げの上で大切なことを教えてください。

理念に共感する先生との出会いです。
現在、江坂駅前花ふさ皮ふ科とみのお花ふさ皮ふ科の分院を任せている先生方は、
保険診療と自由診療のどちらもやって、
患者様と真摯に向き合っている私たちの姿勢に共感して応募して下さったそうです。
実際に一緒に働いてみると、よりよいクリニックにするための提案も積極的にしてくださり
非常にありがたいです。

確かに良い物件があるから、分院をつくるというやり方もあります。しかし、そもそも医師がいないとクリニックの運営はできません。
医師がいないから人材派遣会社に頼ると、理念に共感していない人がくる可能性があります。
給料の高さなどで職場を選ぶ人は、他に高いところがあったら、そちらに移ってしまうでしょう。
私たちが求めているのは理念への共感です。私たちと思いを同じくする人がさらに現れたら、より力強く地域医療へも貢献できます。
ぜひとも理念に共感する人と出会えたらうれしいですね。

千里中央花ふさ皮ふ科 院長

—— 分院という進化だけでなく、それぞれのクリニック内でも新しい機器も積極的に導入するなどして、常に進化をしています。そこにどのような思いがあるのでしょうか。

差別化やブランディング、集患といった経営的な狙いもあります。また私が飽き性であるのと同時に、完璧主義なのかもしれません。昨日と同じことをやっていると不安になるという気持ちも強いですし。やるからには患者様のためにベストを尽くしたいと思っています。10年も20年も前の治療を、何の疑問も持たずにずっとやり続けことはしたくありません。

一方で、新しい機器の導入は、使い方を覚える必要があるのでスタッフにとっては負担になります。
ですので、スタッフのキャパシティを見た上で、患者様のニーズや経営的な視点、社会貢献など4方よしの視点を大切にしながら、これからも導入をしていきたいです。

—— 実際に経営者となってみて、いかがですか。率直な感想をお聞かせください。

実は、やる前は、簡単だろうと思っている節がありました(笑)。正直、なめてました。
しかし、実際にやってみると、そんなことはありません。一見、華やかに見えるかもしれませんが、大変なことも多いですね。

船に例えると、60人はなかなか大所帯です。また、船を前に進めるため、さまざまな役割の人が出てきます。中には、派手な仕事ではない方もいるでしょう。だけど、その人がいないと船は前に進みません。だからこそ、みんながみんなを大切にしてくれる職場にしたいと思っています。

また、私とスタッフの意見が食い違うこともあるかもしれません。しかし、私は常に4方よしで考えていることを分かってもらっているので、真意を理解してもらえる自信があります。
クリニックが大きくなれば、みんなの夢をさらに叶えやすくなるでしょう。そうした環境を整えるためにも、医療法人佑諒会として、他の追随を許さない存在になっていきたいです。

—— 今後、どのようなビジョンを描いて、クリニックを経営されていこうとお考えですか。

まだ年に数回しかないのですが、診察室で患者様が嬉し涙を流すことほど、うれしいことはありません。スタッフにとっても、そうした出来事があると素敵なクリニックで働いていると実感できるでしょう。周りの人が笑顔になる、そんなクリニックをつくっていきたいと思っています。

それはスタッフに対しても同じです。スタッフが人生を終えるとき、「昔、千里中央花ふさ皮ふ科で働いていたことがあったな。あのときは充実していたな」と思い出してもらえたら、これほど幸せなことはありません。スタッフの人生の1ページを彩るクリニックにしたいです。


私自身、開業4周年のとき、スタッフからのサプライズのムービーで泣かされました。
お返しに、分院の開院時、新卒で入職してくれた医療主任の子にサプライズを仕掛けました。その子のお母さんにお願いして手紙を書いてもらい、感謝の気持ちを伝えたのです。

感謝の手紙

当日、私は立ち会えなかったのですが、分院長が手紙を朝礼で読んだとき、みんな号泣していたそうです。他にもスタッフを感動で泣かせるアイデアを考えています。
きっと10年経っても、20年経っても、そのときの嬉しい気持ちはスタッフの心の中から消えることはないでしょう。そんな素敵な思い出に溢れるクリニックをつくっていきたいですね。

院長 花房 崇明

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