ニキビは「青春のシンボル」ではなく「皮膚の病気」です
かつて日本では「ニキビは青春のシンボル」と言われ、「顔を洗っておけばいつかは治る」「たかがニキビで病院に行かなくてもよい」と単なる生理現象として軽く見られていました。しかし、実はニキビ(尋常性痤瘡)は立派な慢性の炎症性皮膚疾患です。
クリニックなどの医療機関を受診する方はまだ10%に過ぎず、自己流のセルフケアで放置した結果、一生残ってしまうニキビ跡の凹み(瘢痕)になって公開するケースも少なくありません。
大阪の花ふさ皮ふ科グループでは、皮膚科専門医が日本皮膚科学会の最新診療ガイドラインに基づいて、一人ひとりのお肌に合わせたオーダーメイドのニキビ治療を行っています。ニキビは早期の積極的な治療と、良くなった後の「維持療法」が極めて大切です。今回は、お薬の効果を最大限に高めるための「日常生活の注意点(洗顔・スキンケア・食事など)」について、皮膚科専門医の視点から分かりやすく解説します。
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監修者 [ 資 格 ] ・医学博士(大阪大学大学院) [ 所属学会 ] ・日本皮膚科学会 / 日本アレルギー学会 |
目次
1. 皮膚科専門医が教える!正しい洗顔とスキンケア
① 洗顔は「1日2回」が基本!洗いすぎには要注意
日本のガイドラインでは「1日2回の洗顔」が推奨されています。皮脂を取り除くことは予防につながりますが、1日4回などの洗いすぎは肌に負担をかけ、乾燥や悪化を招くことが報告されています。
また、オイルクレンジングが悪化因子になるという根拠はなく、安全に使用できるメイク落としの一つです。
スクラブ入りの洗顔料についても、ニキビに特別有効であるという確立された証拠はなく、スクラブのブツブツがかえって肌に負担をかけることもあります。たっぷりの石鹸、洗顔料の泡で優しく洗い流すことを心がけましょう。
② 治療薬を上手に使い続けるためには?
クリニックで処方される治療薬(アダパレンや過酸化ベンゾイルなど)は、使い始めに赤みやヒリヒリ感が出ることがあります。このような時は以下の対策が有効です。
「ショートコンタクトセラピー」:刺激を感じた時点で治療薬(アダパレンや過酸化ベンゾイルなど)を一度洗い流し、保湿して就寝する。
③ メイク(お化粧)はしていいの?
「ニキビができている時はメイクをしない方がいい?」と悩む女性は非常に多いです。
メイクを一律に禁止する明確なエビデンスはありませんが、確かに、油分が多く毛穴を詰まらせやすい化粧品は避けるべきです。そのため、油分が少なく毛穴のつまりが発生しにくい「ノンコメドジェニックテスト済み」の化粧品を選びましょう。
千里中央花ふさ皮ふ科・江坂駅前花ふさ皮ふ科・みのお花ふさ皮ふ科の各院でも、上手にメイクを楽しむことをお勧めしています。
「ノンコメドジェニックテスト済み」の化粧品を選ぶのに迷ったときは、千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科に併設している、hanafusa skincare lab+のスタッフに御相談ください。
2. 気になる「食事」とニキビの関係:ウソ・ホント
「チョコレートを食べるとニキビができる」「甘いものは控えた方がいい」といった話をよく耳にしますよね。実際のところはどうなのでしょうか?
● 特定の食べ物を一律に制限する必要はありません
ダークチョコレートがニキビを悪化させる可能性があるという論文はありますが、特定の食べ物がニキビの直接的な悪化因子になるという明確な医学的証拠は、現在のところありません。また、砂糖の摂取量についても直接的な関係は否定されています。
● バランスの良い食事が一番の薬
「これを食べたらダメ!」と神経質になりすぎるよりも、極端な偏食を避け、バランスの良い食事をとることが大切です。
GI値(食後の血糖値の上がりやすさ)の低い食事や乳酸菌が良いとする研究報告もありますが、まだ一定の見解には至っておらず、万人に対して特定の食事指導を行うことは推奨されていません。
もし特定のものを食べた後に悪化しやすいと感じる場合は、個別に控えるのがベストです。
3. 大阪・北摂の花ふさ皮ふ科・美容皮膚科で皮膚科専門医によるニキビの根本治療を
ニキビを最速で綺麗に治すには、赤く腫れたニキビを治すだけでなく、その手前の「毛穴の詰まり(面皰:コメド)」を取り除く根本治療が主流です。
- アダパレン(ディフェリンゲル):毛穴の詰まりを改善し、新たなニキビを防ぎます。
- 過酸化ベンゾイル(ベピオローション、ベピオウォッシュゲル等):強力な抗菌・ピーリング作用があります。耐性菌を作りにくいのが特徴。
- アダパレン過酸化ベンゾイル+抗菌薬:症状に合わせ、中等症から重症のニキビには、一時的な飲み薬の併用が強く推奨されています。
ニキビが良くなった後も、目に見えない「微小面皰(ミクロの毛穴の詰まり)」が潜んでいるため、アダパレンや過酸化ベンゾイルによる「維持療法」を続けることが再発防止の鍵となります。
また、保険診療で治りにくい場合には、自費診療としてイソトレチノイン、スピロノラクトンなどの飲み薬による治療、皮脂腺を直接縮小させるアビクリア(レーザー治療)なども千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科、江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科、みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では行っています。
大阪北摂エリアでニキビにお悩みの方は、ぜひ一度、花ふさ皮ふ科グループへご相談ください。皮膚科専門医が、最新の知見に基づいてあなたの症状に最適な治療法をご提案します!
ニキビ跡を作らないために、早めのご相談を
【FAQ】ニキビ治療のよくある質問
参考文献(Evidence)
Tan JK, Bhate K. A global perspective on the epidemiology of acne. Br J Dermatol. 2015;172 Suppl 1:3-12. doi:10.1111/bjd.13462
▶ ニキビの疫学と疾患負担をまとめたレビュー。尋常性痤瘡が慢性炎症性皮膚疾患であることを示す代表的論文。
Zaenglein AL, Pathy AL, Schlosser BJ, et al. Guidelines of care for the management of acne vulgaris. J Am Acad Dermatol. 2016;74(5):945-973.e33. doi:10.1016/j.jaad.2015.12.037
▶ 米国皮膚科学会(AAD)によるニキビ治療ガイドライン。洗顔回数、外用療法、維持療法など生活指導の重要性を解説。
Dreno B, Layton A, Zouboulis CC, et al. Adult female acne: a new paradigm. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2013;27(9):1063-1070. doi:10.1111/jdv.12061
▶ 成人女性ニキビの病態、生活習慣、ホルモン要因などを整理したレビュー論文。
Kurokawa I, et al. Guidelines for the treatment of acne vulgaris and rosacea 2023. J Dermatol. 2024.
▶ 日本皮膚科学会による最新ニキビ治療ガイドライン。
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