キュアジェットは、4週間ごとに3〜5回の施術が目安とされる、ニードルフリー(針を使わない)の美容医療機器です。軽度のニキビ跡や毛穴の開きであれば3回程度から変化を感じやすいとされていますが、症状の程度や肌の状態によって必要な回数には個人差があります。この記事では、キュアジェットの施術回数・間隔・頻度について、皮膚科専門医監修のもとわかりやすく解説します。
※キュアジェットは自由診療(公的医療保険適用外)です。

監修者:花房 崇明

監修医師

理事長:花房 崇明(はなふさ たかあき)

[ 資 格 ]

・医学博士(大阪大学大学院) / 日本皮膚科学会皮膚科専門医

・日本アレルギー学会アレルギー専門医 / 日本抗加齢医学会専門医

[ 所属学会 ]

・日本皮膚科学会 / 日本アレルギー学会 / 日本美容皮膚科学会 等

目次

キュアジェットとは?

キュアジェットは、航空宇宙工学の技術を応用したエアジェット(空気圧)方式の美容医療機器です。最大の特徴は針を一切使わない(ニードルフリー)こと。高圧の空気で極めて細く強力なジェット気流を生み出し、以下の2つの働きを行います。

  • マイクロサブシジョン:ジェットの風圧で皮下(真皮)の線維性の癒着を物理的に剥離し、引きつれによる凹みを持ち上げる
  • ニードルフリー薬剤導入:ジュベルックなどの有効成分を高圧空気に乗せて表皮から真皮層まで届ける

針を使わないため、金属アレルギーが気になる方にも対応しやすいのが特長です。主にニキビ跡・クレーター・毛穴の開き・小じわ・くすみなどの改善が期待できます。

※キュアジェットは自由診療(公的医療保険適用外)です。料金は部位・コース・施術者によって異なるため、詳しくは各院の施術ページをご確認ください。

キュアジェットは何回必要?回数の目安

キュアジェットの施術回数について、まず結論からお伝えします。

【回数の目安】
・標準的なコース:4週間ごとに3〜5回
・軽度の症状(浅いニキビ跡・毛穴の開きなど):3回程度から変化を感じやすい傾向
・重度のクレーター:5回以上、または従来のサブシジョンとの併用が検討されることがある
※回数・効果には個人差があります。最終的な判断は医師の診察のもとで行います。

「3回で十分?」「5回必要?」という疑問をお持ちの方は多いですが、一律に何回で効果が出ると断言することはできません。肌の状態・クレーターの深さ・毛穴の程度・年齢・ターンオーバーの速さなど、さまざまな要因が回数に影響します。まずはカウンセリング・診察でご自身の肌状態を確認することが大切です。

なぜ複数回の施術が必要なのか

キュアジェットの効果を最大限に引き出すためには、なぜ1回ではなく複数回の施術が必要なのでしょうか。

肌のターンオーバーと真皮の修復には時間がかかる

ニキビ跡のクレーター(凹み)は、真皮のコラーゲンや線維組織がダメージを受けて生じたものです。一度壊れた真皮構造は自然には元に戻りにくく、施術によって少しずつ修復・再生を促す必要があります。1回の施術でコラーゲン産生が促されても、それが肌の表面に反映されるまでには数週間〜数ヶ月単位の時間がかかります。

複数回の刺激が重なることで効果が積み上がる

キュアジェットのマイクロサブシジョン効果(線維性癒着の剥離)と薬剤導入は、施術を重ねるごとに効果が積み上がっていく性質があります。1回目で皮下の癒着が一部剥離され、2回目・3回目と重ねることでさらに広範囲・深部への作用が期待できます。

施術間隔を4週間あける理由

「もっと短い間隔で通えば早く効果が出るのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、4週間程度の間隔をあけることには明確な理由があります。

肌の回復・修復期間を確保するため

キュアジェットの施術後は、赤み・腫れ・点状出血・内出血・ヒリヒリ感などが一時的に生じることがあります。赤みや腫れは数日〜1週間(おおむね7〜10日)程度で落ち着く傾向がありますが(個人差あり)、皮膚内部ではそれ以降もコラーゲン産生などの修復プロセスが続いています。

肌が十分に回復しきらないうちに次の施術を行うと、過度な刺激となり炎症後色素沈着などのリスクが高まる可能性があります。4週間程度の間隔は、こうした肌への負担を抑えながら効果を積み上げるために設定されています。

【やってはいけないNG行動】

  • 「早く効果を出したい」と自己判断で施術間隔を極端に短くする
  • 施術当日にメイクをして肌への刺激を増やす(メイクは翌日から可能)
  • 施術後に強い摩擦・紫外線・サウナなど肌への過度な刺激を与える
  • 医師の診察なしに回数を自己判断で増やす・減らす

症状の重さによる回数の違い

キュアジェットで対応できる症状は幅広く、症状の程度によって必要な回数の目安が変わります。

症状の程度主な対象回数の目安
軽度浅いニキビ跡・毛穴の開き・くすみ・小じわ3回程度
中等度中程度のクレーター(ローリング型・ボックス型など)・肌質改善4〜5回程度
重度深いクレーター(アイスピック型など)・広範囲の凹み5回以上、またはサブシジョン併用を検討

※上記はあくまで目安です。実際の回数は医師の診察・肌状態の評価によって個別に判断されます。

ニキビ跡クレーターの種類と難易度

ニキビ跡の凹み(クレーター型)は、一般的にアイスピック型(針で刺したような深い凹み)・ローリング型(なだらかな波状の凹み)・ボックス型(境界がはっきりした箱型の凹み)に分類されます。キュアジェットが主に対象とするのは浅〜中程度の凹みや毛穴で、深いアイスピック型は他の治療との組み合わせが検討される場合があります。

重度のクレーターにはサブシジョン併用も

重度のクレーターに対しては、従来のサブシジョンとの併用治療が推奨されることがあります

サブシジョンとは、皮下の線維性の癒着を専用の針で剥離して凹みを持ち上げる治療法です。キュアジェットのマイクロサブシジョン(エアジェットによる剥離)と組み合わせることで、より深部・広範囲の癒着へのアプローチが期待できます。

ただし、どの治療法が適切かは肌の状態・クレーターの深さ・種類によって異なります。自己判断で治療法を選ぶのではなく、医師の診察のもとで最適な治療計画を立てることが重要です。

千里中央の千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、皮膚科専門医・アレルギー専門医のダブル資格を持つ医師が、お一人おひとりの肌状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案しています。キュアジェット単独か、他の施術との組み合わせが良いかも含めてご相談ください。

他の美容施術との間隔の考え方

キュアジェットと並行して他の美容施術を検討している方も多いと思います。施術を組み合わせる場合の基本的な考え方をご説明します。

基本的な考え方:肌への負担を分散させる

複数の美容施術を同時期に行うと、肌への刺激・ダメージが重なり、回復が遅れたり副作用のリスクが高まったりする場合があります。一般的には、施術後のダウンタイムが落ち着いてから(少なくとも1〜2週間以上)次の施術を検討するのが基本的な考え方です。

ダーマペンなど針を使う施術との組み合わせ

ダーマペン(極細の針で微細な傷を作り肌の創傷治癒を促す治療)など、針を使う施術と組み合わせる場合は、それぞれの施術のダウンタイムと回復期間を考慮した上で、医師が間隔を判断します。自己判断での組み合わせは避け、必ず医師にご相談ください。

【他の施術との間隔についての原則】
具体的な間隔は施術の種類・肌の状態・ダウンタイムの経過によって異なります。必ず担当医師にご相談の上、治療スケジュールを組んでください。

まとめ

まとめ|キュアジェットの回数・間隔は医師と相談を

キュアジェットの施術回数・間隔について、重要なポイントを整理します。

  • 標準的な回数:4週間ごとに3〜5回が目安。軽度なら3回程度から
  • 複数回必要な理由:真皮の修復・コラーゲン産生には時間がかかり、効果は積み上がる性質がある
  • 4週間間隔の理由:肌の回復・修復期間を確保し、リスクを抑えるため
  • 重度のクレーター:サブシジョンとの併用が検討されることがある
  • 個人差あり:回数・効果は肌の状態・症状の程度によって異なる

最終的な施術回数・治療計画は、必ず医師の診察のもとで決定してください。豊中市・千里中央エリアでキュアジェットをご検討の方は、千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(千里中央駅徒歩約5分)へお気軽にご相談ください。

※本記事は花房 崇明(理事長・医学博士・日本皮膚科学会皮膚科専門医・日本アレルギー学会アレルギー専門医・日本抗加齢医学会専門医)の監修のもと作成しています。キュアジェットは自由診療(公的医療保険適用外)です。

FAQ(よくある質問)

Q1:キュアジェットは何回で効果が出ますか?

A.
個人差がありますが、軽度のニキビ跡や毛穴の開きであれば3回程度から変化を感じやすい傾向があるとされています。標準的なコースは4週間ごとに3〜5回です。ただし、症状の程度・肌の状態・ターンオーバーの速さなどによって効果の出方は異なります。「何回で必ず効果が出る」と断言することはできないため、まずは医師の診察でご自身の肌状態を評価してもらうことをおすすめします。

Q2:キュアジェットの施術間隔は何週間あければよいですか?

A.
目安は4週間(約1ヶ月)ごとです。施術後は赤み・腫れ・点状出血などが一時的に生じることがあり、肌の表面が落ち着くまでに数日〜1週間程度かかる傾向があります。さらに皮膚内部ではその後もコラーゲン産生などの修復プロセスが続くため、4週間程度の間隔をあけることで肌への過度な負担を避けながら効果を積み上げることができます。自己判断で間隔を短くすることは避け、医師の指示に従ってください。

Q3:キュアジェット3回コースと5回コースはどちらを選べばよいですか?

A.
症状の程度によって異なります。浅いニキビ跡・毛穴の開き・くすみ改善など軽度の目的であれば3回程度から、中〜重度のクレーターや肌質の大幅な改善を目指す場合は4〜5回以上が目安とされています。どちらのコースが適しているかは、カウンセリング・診察で医師が肌状態を評価した上でご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

Q4:重度のニキビ跡クレーターにキュアジェットだけで対応できますか?

A.
深いクレーター(特にアイスピック型など)や広範囲の凹みに対しては、キュアジェット単独での対応には限界がある場合があります。このような場合、従来のサブシジョン(専用の針で皮下の線維性癒着を剥離する治療法)との併用が推奨されることがあります。どの治療法が最適かは、医師が肌の状態を診察した上で判断します。自己判断での治療法の選択は避け、専門医にご相談ください。

Q5:キュアジェットを受けられない人はいますか?

A.
妊娠中の方、ケロイド体質の方、施術を希望する部位に強い炎症や感染症がある方は施術を受けられません。また、上記以外にも個別の健康状態によって適応外となる場合があります。最終的な適応の可否は医師の診察で判断しますので、気になる点がある方は事前にご相談ください。

Q6:キュアジェットと他の美容施術(ダーマペンなど)は同時に受けられますか?

A.
複数の美容施術を組み合わせる場合は、それぞれのダウンタイムと肌の回復状態を考慮した上で、医師が施術スケジュールを判断します。自己判断で複数の施術を短期間に重ねることは肌への過度な負担につながる可能性があるため、必ず担当医師にご相談ください。吹田・豊中・千里中央エリアで複数の施術を検討されている方も、まずはカウンセリングでご相談いただけます。