糸リフトとは、医療用の溶ける糸を皮下に挿入し、頬・顎下・フェイスラインのたるみ改善を目指す美容医療(自由診療)です。「痛そうで怖い」「腫れがひどいと聞いた」という声をよくいただきますが、局所麻酔を使用することで施術中の痛みは大きく軽減できるとされており、正しい知識を持ったうえで検討することが大切です。本記事では、麻酔注射の痛み・施術中の感覚・術後の腫れや内出血について、日本皮膚科学会皮膚科専門医・医学博士の花房 崇明 理事長監修のもと、正確な情報をわかりやすく解説します。
目次
糸リフトとは?施術の概要
糸リフトは、体内で自然に吸収される医療用の溶ける糸を皮下に挿入することで、頬・顎下・ほうれい線・マリオネットライン・フェイスラインのたるみ改善を目指す美容医療です。※公的医療保険適用外(自由診療)となります。
糸には特殊な突起(コグ)やメッシュ構造が設けられており、これが皮下組織に引っかかることでリフトアップ効果が期待できます。また、糸が体内で吸収される過程でコラーゲン産生が促進され、肌のハリ感が高まるとされています。
施術の流れ(概要)
カウンセリング → 局所麻酔 → 糸の挿入(数十分〜) → クーリング → 終了。局所麻酔を使用するため、施術中の痛みは大きく軽減できるとされています。
糸リフトの「痛み」の種類と実際
糸リフトの痛みは、大きく①麻酔注射時の痛み ②施術中の感覚 ③術後の鈍痛・つっぱり感の3段階に分けて考えると整理しやすいです。
① 麻酔注射時の痛み
最初に感じる痛みは、局所麻酔薬を注入するときのチクッとした刺激です。注射針の細さや麻酔薬の注入速度によって感じ方は異なりますが、細い針をゆっくり使用することで不快感を抑える工夫が可能とされています。麻酔が効いてくるまでの短い時間が、多くの方が「一番緊張する瞬間」と感じる場面です。
② 施術中の感覚
麻酔が十分に効いた状態では、糸を挿入する際の痛みは大きく軽減されるとされています。ただし、「圧迫感」「引っ張られる感覚」「鈍い違和感」を感じることはあります。これらは痛みとは異なる感覚であることが多く、施術中に医師へ伝えることで対応してもらえる場合があります。
③ 術後の鈍痛・つっぱり感
麻酔が切れたあと、施術部位に鈍痛・違和感・つっぱり感が生じることがあります。これは数日〜1〜2週間程度で落ち着くことが多いとされていますが、個人差があります。口を大きく開ける動作や食事の際に違和感を覚えるケースもあるため、施術後しばらくは激しい表情筋の動きを控えることが推奨されます。
【やってはいけないNG行動(術後)】
- 施術当日の激しい運動・サウナ・飲酒(血行促進により腫れ・内出血が悪化するおそれがあります)
- 施術部位を強くマッサージする(糸がずれるリスクがあります)
- うつ伏せ寝(圧迫により腫れが長引く場合があります)
- 痛みがひどいのに我慢して放置する(感染などのリスクを見逃す可能性があります)
局所麻酔で痛みを軽減する仕組み
糸リフトでは局所麻酔(手技料に含まれます)を使用することが標準的です。局所麻酔薬を皮下に注入することで、施術中の痛みの感覚を遮断します。
当院では手技料(局所麻酔・術後内服薬代込)として、1〜6本の場合44,000円(税込)、7〜12本の場合66,000円(税込)を設定しています。麻酔の質・丁寧さは痛みの感じ方に直結するため、施術前のカウンセリングで不安な点をしっかり伝えることが重要です。
千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、皮膚科専門医・アレルギー専門医のダブル資格を持つ花房 崇明 理事長(医学博士・大阪大学大学院)が診療を監修。患者さんの不安に寄り添ったカウンセリングを心がけています。
月曜担当 — 森久美子先生のご紹介
千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、月曜日に森久美子先生がスレッドリフト(糸リフト)のカウンセリング・施術を担当しております。お一人おひとりの肌の状態・たるみの程度・ご希望をていねいに伺ったうえで、最適な糸の種類(テスリフト・アルテミス・フィオラ)、本数、挿入位置をご提案します。
スレッドリフトのご相談は完全予約制です。WEB予約は24時間受け付けております。
術後の腫れ・内出血について
糸リフト後のダウンタイムとして最も多く見られるのが、軽い腫れ・赤み・内出血です。
一般的な経過
軽度の腫れや赤みは1〜2日で引くことが多いとされています。内出血が生じた場合は、消えるまでに1〜2週間程度かかることがあります。ただし、これらはあくまで目安であり、個人差があります。
まれにひどい腫れが出ることも
まれに腫れが強く出たり、腫れが長引いたりするケースがあります。このような場合は自己判断で放置せず、施術を受けた医療機関に早めに相談することが大切です。感染や糸の露出などのリスクがゼロではないため、異常を感じたら速やかに受診してください。
| 症状 | 一般的な経過の目安 | 注意が必要なサイン |
|---|---|---|
| 腫れ・赤み | 1〜2日で軽快することが多い | 数日以上悪化が続く場合 |
| 内出血 | 1〜2週間程度で消えることが多い | 範囲が広がる・痛みを伴う場合 |
| つっぱり感・違和感 | 数日〜1〜2週間程度で落ち着くことが多い | 強い痛みや引きつれが続く場合 |
| 感染・糸の露出 | まれなリスク | 発赤・熱感・膿が出る場合は即受診 |
痛み・腫れがひどい場合の対処法
術後の痛みや腫れが気になる場合、以下の対処が参考になります。ただし、症状が強い場合や長引く場合は必ず施術医に相談してください。
冷却(クーリング)
施術直後から冷やすことで、腫れや内出血の軽減が期待できます。ただし、凍傷防止のため、保冷剤はタオルに包んで使用し、長時間の冷却は避けてください。
処方薬の使用
当院では手技料に術後内服薬代が含まれており、痛みや炎症を抑える薬が処方される場合があります。用法・用量を守って服用してください。
施術医への相談
「腫れがひどくて不安」「痛みが強くなってきた」と感じたら、自己判断せず早めに受診することが大切です。感染など早期対応が必要なリスクを見逃さないためにも、気軽に相談できる医療機関を選ぶことをおすすめします。
当院の糸リフトメニューと費用
千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(大阪府豊中市・千里中央駅から徒歩約5分)では、以下の3種類の糸を取り扱っています。※すべて公的医療保険適用外(自由診療)
| 糸の種類 | 素材・特徴 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| テスリフト | PDO製・3Dメッシュ構造 | 1本 33,000円 |
| アルテミスリフト | PDO+PLLA・コンビネーション | 1本 22,000円(ショート 16,500円) |
| フィオラスレッド | PDO製・モールディングトゲ構造 | 1本 11,000円 |
上記に加え、手技料(局所麻酔・術後内服薬代込)として1〜6本:44,000円(税込)/7〜12本:66,000円(税込)が別途必要です。
テスリフトの効果はおよそ6ヶ月〜1年程度持続するとされており、1年ごとのメンテナンスが推奨されます。糸自体は数ヶ月〜1年程度で体内に吸収されます。効果の持続期間は個人差があります。
まとめ|痛みを正しく知って、後悔しない糸リフトの選択を
糸リフトの痛みや腫れは、正しい知識と適切な対処で多くの場合コントロールできるとされています。ただし個人差があり、まれにひどい腫れや副作用が生じることもあります。
- 麻酔注射時のチクッとした痛み:細い針・丁寧な注入で軽減できる
- 施術中の感覚:局所麻酔により痛みは大きく軽減されるとされているが、圧迫感・違和感は感じることがある
- 術後の腫れ・内出血:1〜2日で軽快することが多いが個人差あり。まれにひどい腫れが出ることもある
- 異常を感じたら:自己判断せず施術医に早めに相談する
- 費用:糸の種類・本数・手技料によって異なる(すべて自由診療)
最終的な治療方針は、医師の診察を受けたうえでご判断ください。千里中央・豊中・吹田エリアで糸リフトをご検討の方は、千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科へお気軽にご相談ください。
月曜の森久美子先生のスレッドリフトカウンセリングへ
ほうれい線・フェイスラインのたるみのお悩みは、スレッドリフト(糸リフト)を得意とする森久美子先生にご相談ください。当院では月曜日に森先生がスレッドリフトのカウンセリング・施術を担当しております。お一人おひとりに合わせた治療プランをご提案いたします。
スレッドリフトカウンセリングを予約するFAQ(よくある質問)
Q1:糸リフトの施術中はどのくらい痛いですか?
A.
局所麻酔を使用するため、施術中の痛みは大きく軽減されるとされています。最初の麻酔注射時にチクッとした刺激を感じることがありますが、麻酔が効いた後は痛みよりも圧迫感や引っ張られる感覚を感じる方が多いとされています。痛みの感じ方には個人差がありますので、不安な場合は事前のカウンセリングで医師にお伝えください。
Q2:糸リフト後の腫れはどのくらい続きますか?
A.
軽い腫れや赤みは1〜2日で引くことが多いとされています。内出血が生じた場合は1〜2週間程度かかることがあります。ただし個人差があり、まれにひどい腫れが長引くこともあります。腫れが悪化する・発熱を伴うなど異常を感じた場合は、自己判断せず早めに施術医へご相談ください。
Q3:糸リフトの効果はどのくらい続きますか?
A.
当院で取り扱うテスリフトはおよそ6ヶ月〜1年程度の効果持続が期待できるとされており、1年ごとのメンテナンスが推奨されます。糸自体は数ヶ月〜1年程度で体内に吸収されます。効果が永続するものではなく、定期的なメンテナンスが必要です。効果の持続期間は個人差があります。
Q4:糸リフト後に腫れや痛みがひどい場合はどうすればよいですか?
A.
施術直後は患部を冷やすことで腫れの軽減が期待できます。処方された内服薬は用法・用量を守って服用してください。腫れがひどい・痛みが強くなってきた・発赤や熱感がある場合は感染などのリスクも考えられるため、自己判断で放置せず施術を受けた医療機関に早めにご連絡ください。
Q5:糸リフトに向いていない人はいますか?
A.
局所麻酔薬にアレルギーがある方、皮膚に感染症がある方、妊娠中・授乳中の方、ケロイド体質の方などは施術を受けられない場合があります。また、たるみの程度や皮膚の状態によっては、糸リフトよりも適した治療法をご提案することがあります。詳しくは医師の診察を受けたうえでご相談ください。
Q6:糸リフトの費用はどのくらいかかりますか?
A.
当院(千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科)では、糸の種類・本数によって費用が異なります。テスリフト1本33,000円、アルテミスリフト1本22,000円(ショートタイプ16,500円)、フィオラスレッド1本11,000円(すべて税込)です。これに加え、手技料(局所麻酔・術後内服薬代込)として1〜6本44,000円、7〜12本66,000円(税込)が別途必要です。すべて公的医療保険適用外(自由診療)となります。













