エピデュオゲルとは|【医師監修】皮膚科専門医が解説|効果・使い方・注意点・料金

にきび

1. エピデュオゲルとは

エピデュオゲル(Epiduo Gel)は、ニキビ治療の主要な有効成分である「アダパレン」と「過酸化ベンゾイル」の2つを組み合わせた配合外用剤です。

名称の由来は、外皮・皮膚を意味する「Epi」と、2つ・コンビを意味する「Duo」を組み合わせたもの。まさに2つの強力な成分がタッグを組んだ、日本の保険診療におけるニキビ治療の「最終兵器」とも言える薬剤です。

2. エピデュオゲルの特徴

エピデュオゲルは、乳白色〜微黄色のゲル状外用薬です。以下の2つの成分が相互に作用します。

  • ● アダパレン(ディフェリンの成分):
    皮膚の角化を調節し、毛穴の詰まりを根本から防ぎます。
  • ● 過酸化ベンゾイル(ベピオの成分):
    強力な殺菌作用(アクネ菌などの増殖抑制)と、ピーリング作用(角質剥離)を併せ持ちます。


これらがデュエット、共調することで、目に見えるニキビだけでなく、ニキビの出来始めである白ニキビ、「マイクロコメド(微小面ぽう)」にも強力にアプローチできるのが最大の特徴です。

3. 適応疾患・使用方法

項目 詳細内容
適応疾患 尋常性ざ瘡(ニキビ)
使用タイミング 1日1回、洗顔後の就寝前に塗布します。

【効果的な塗り方のポイント】

  • 「点」ではなく「面」で塗る: 顔全体(またはニキビのできやすい範囲)に広げることが重要です。最初は「点」から始め、徐々に範囲を広げます。
  • 使用量の目安: 1FTU(人差し指の先から第一関節まで出した量=約0.5g)が顔全体の目安です。
  • ステップアップ法: 最初は米粒程度の少量から始めると刺激を抑えられます。
  • ショートコンタクト法: 刺激を感じた時点で一度洗い流し、保湿して就寝する方法も有効です。

4. 使用する上での注意点

  • 副作用(刺激症状): 使い始めの2週間以内に、赤み、ヒリヒリ感、乾燥、皮むけが起こりやすいです。多くは継続により慣れていきます。
  • 保湿の徹底: 洗顔後、しっかり保湿をしてから、肌が完全に乾いた状態で塗布してください。
  • 漂白作用: 髪や衣類、枕カバーなどに付着すると脱色することがあります。
  • 紫外線対策: 日中の日焼け止め(ノンコメドジェニック)は必須です。
  • 禁忌: 妊婦・妊娠している可能性のある方は使用できません。
  • 継続期間: 炎症が治まった後も、予防のために3ヶ月〜年単位の継続が推奨されます。

5. 薬価と費用

※2024年度診療報酬改定に基づく目安です。薬剤費のみの計算となります。

項目 内容・金額
規格 15g / 1本
1gあたりの薬価 98.9円
1ヶ月分(2本)の薬価 2,967円
3割負担の場合の費用 約890.1円

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6.よくある質問(FAQ)

Q1: エピデュオゲルを使ってヒリヒリするのは副作用ですか?中止すべきですか?

A1: 使い始めの2週間ほどは、赤みやヒリヒリ感が起こりやすいです。これは「薬理作用」であることが多いですが、強い腫れやジュクジュク、強い痒みが出た場合は「かぶれ」の可能性があるため、使用を中止し、すぐに皮膚科専門医を受診してください。

Q2: ニキビが治ったらすぐにやめてもいいですか?

A2: いいえ、エピデュオゲルは「ニキビができにくい肌」を作るための薬です。目に見える炎症が治まった後も、マイクロコメド(予備軍)を抑えるために3ヶ月以上、可能であれば年単位の継続が推奨されます。

Q3: 塗った後に服やタオルが白くなったのですが、なぜですか?

A3: 成分に含まれる「過酸化ベンゾイル」に強力な漂白作用があるためです。衣類や寝具に付着すると色が抜けてしまうことがあります。塗布後は手をよく洗い、色落ちしても構わないパジャマやタオルの使用をお勧めします。

Q4: 妊娠中や授乳中でも使えますか?

A4: エピデュオにはビタミンA誘導体が含まれており、妊婦または妊娠している可能性のある方は使用できません(禁忌)。授乳中の方も原則として使用を避け、やむを得ず使用する場合は授乳を中止する必要があります。


【皮膚科専門医によるエピデュオゲル解説まとめ】

  • 成分: アダパレン(毛穴詰まり改善)+過酸化ベンゾイル(殺菌・ピーリング)の合剤。
  • 効果: 日本の保険診療で最高の有効性。白ニキビから赤ニキビ、ニキビ跡の予防まで対応。
  • 使い方: 1日1回就寝前、洗顔・保湿後に「面」で塗布。使用目安は1FTU。
  • 注意: 使い始めの刺激症状は保湿で緩和。漂白作用による衣類脱色に注意。
  • 費用: 1本15gで、3割負担時の薬剤費は約890円

大阪の花ふさ皮ふ科グループ(千里中央・江坂・みのお)では、エピデュオゲルの適切な使用法や副反応への対処を皮膚科専門医が丁寧に行っています。

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