大切な患者様へ
アトピー性皮膚炎やじんましん、ニキビ、多汗症、酒さなど、千里中央花ふさ皮ふ科には、普段、こうした肌の悩みを抱える患者様がたくさん来院されます。
患者様が抱える悩みはそれぞれ異なりますが、私が抱いている思いはひとつです。当院に来たからには笑顔になって帰ってほしい。その一心で、毎日、診察に当たっています。
その背景には、私自身の原体験があります。
私自身の原体験
そもそも人は、健康で怪我一つしなければ、おそらく本当の意味で病気の人の気持ちは分からないのでしょう。 当事者になって初めて、患者様の気持ちが分かります。まさに私も自分自身が患者になったとき、そうした気付きと共に、目指すべき医師像が明確になりました。
—— 自分がやりたい医療はこれだ
私がそう思い至ったのは、35歳の頃です。当時、東京の大学で病棟医長として外来診察をしながら、「免疫」に関する研究をしていました。
その頃、海外の研究者と共著を出版したり、英語で論文を執筆したりと、医師としてはもちろん、研究者としても多くの経験を積んで脂が乗った頃です。私自身、大きなやりがいを持って、仕事に励んでいました。
しかし、突如として、原因不明のめまいに襲われ、体調を崩してしまいます。右耳の聴力が落ちてまぶたも震えるなど、今まで経験したことがない症状に見舞われました。一体、自分はどうなってしまったのだろうか。不安な気持ちを抱えたまま病院に行ったとき、担当の医師がしっかりと向き合いながら診察をしてくれました。
その優しさに触れたとき、私は自分の進むべき道を悟りました。
自分がやりたい医療はこれだ、と。自分は患者様に寄り添う医療がやりたいのだと、気がついたのです。
千里中央花ふさ皮ふ科 開業
そうとなったら、いてもたってもいられなくなり、開業に向けて動き出しました。こうして2017年11月に出来たクリニックが千里中央花ふさ皮ふ科です。
皮膚科を選んだのは、私自身、幼い頃からアトピー性皮膚炎に悩まされてきたからです。特に大学受験の時はストレスからひどい症状が出て、とても苦労しました。
だからこそ、患者様に寄り添った医療ができると思い、皮膚科を専門にすることに決めました。
開業場所に千里中央を選んだのは、私が大阪府高槻市で生まれ育ち、北摂に縁があったからです。出身大学の大阪大学も近くにあります。そうした思い入れのある場所で開業した方が私のやりたい医療が実現できると思い、千里中央に決めました。とはいえ、当時、千里中央にはすでに5軒の皮膚科クリニックがありました。いわばレッドオーシャンです。ただそれでも構いませんでした。
一人一人丁寧に診察しながら、少しずつ評判を高めていけばいいと考えていましたから。
自由診療と保険診療の両立
一人一人の患者様の悩みを解決するためにも、千里中央花ふさ皮ふ科が売りとしている、自由診療と保険診療の両立が大切です。自由診療と聞くと、身構えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、保険診療だけでは、患者様の全ての悩みに対応できないのも事実です。そこで当院では保険で治療できる症状は保険診療で対応する一方で、それでは対応できない症状については自由診療で対応しています。
どちらも両立しているクリニックでは、日本でも数えるほどしかありません。
なぜ千里中央花ふさ皮ふ科では、その両立ができるかというと皮膚科の基本的な知識を踏まえて、最先端の医療についても常に高いレベルで知見を積んでいるからです。
私は患者様にがっかりした気持ちで絶対に帰ってほしくありません。
だからこそ、海外のエビデンスも調べて、有効だと思った治療法や機器は積極的に導入しています。そうした医療体制を整えているからこそ、現在、大阪以外から来院される患者様も少なくありません。
患者様に寄り添った医療
当院は2019年5月に2フロア体制に拡張し、2021年12月には分院となる江坂駅前花ふさ皮ふ科ができるなど、順調に成長しています。
それができるのも、「患者さんに信頼され、スタッフがワクワク働き、クリニック自体が成長し、日本社会に貢献する、4方よしのクリニック」という診療理念に共感するスタッフが集まってくれたからに他なりません。
—— 患者様に寄り添った医療が実現できている。
その手応えを感じながら、これからも皮膚のことで悩む患者様に真摯に向き合っていきたいと考えています。