本日7/28(金) 北摂地区限定の『リビング北摂』にて脇の多汗症について、院長がわかりやく解説中。

リビング北摂webにも、電子ブックとして掲載させていただいております（7ページ中央です）。

https://book.living.jp/ebooks/living/osaka/hokusetsu/20230728/index_h5.html#1

全国的に梅雨が明け、夏本番に入りました！真夏の日中はさすがに暑すぎて、おしゃれが控えめになりがちですが、暑いからこそ少しでも快適に過ごしたいですよね☆彡

ところで。自分の汗のにおいって、気になりませんか？？

■多汗症は10人に1人のよくある病気。

緊張して汗をかく、それほど暑くないのに脇汗をかく経験を持つ人は少なくないと思います。
汗には体温の調整をはじめとする大切な働きがあります。しかしその頻度が高く、日常生活で困っているのであれば「多汗症」と言う皮膚の病気かもしれません。
手のひらや脇など体の一部に過剰に汗が出るものを「原発性局所多汗症」といい、特に脇に汗が出るものを、「原発性腋窩症」といいます。
調査によると、10人に1人が原発性局所多汗症で、原発性腋窩多汗症はその約60％を占めています。

多汗症の診断は汗の量だけでなく、どれくらい汗で困っているかも目安になります。下記参照を。。。

～ぜひチェックしてください～

■セルフケアで満足できないときは医療機関へ。

原発性腋窩多汗症(特に脇に汗が出るもの）は10代から40代を中心にみられ、恥ずかしくて他人に相談しにくい、医療機関で治療するような病気ではないと、受診するひとが少ないのではと・・・
未受診の多くは市販の制汗剤や汗ふきシートなどで対処していることでしょう。それらは医療機関で使われる医薬品とは作用や目的が異なります。
セルフケアに限界を感じる、もっと根本から発汗を抑えた場合は、ぜひ一度皮膚科で相談を。。。

■使いやすい塗るタイプの薬で脇汗を抑える治療が可能

皮膚科での原発性腋窩多汗症(特に脇に汗が出るもの)の治療は、ます塗り薬(外用薬）を使います。
従来からある塩化アルミニウム外用薬(保険適応外)に加えて、近年は、保険適応で処方できる塗り薬(外用抗コリン薬)も登場。
脇汗を抑える作用があり、1日1回塗ることで、汗の量や汗に悩む頻度に減少が認められています。
また、塗り薬の効果が低い場合には、ボツリヌストキシンの局所注射や内服薬、マイクロ波による治療や手術などの選択肢もあります。

脇汗は人々のQOL(生活の質)を著しく低下させる病気です。脇汗の治療は急速に進歩しており、それぞれにメリット、デメリットがあります。
もし脇汗に困っている方がいれば、恥ずかしがらずに、ぜひ一度皮膚科に相談してみてください(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡

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