IPL光治療(Intense Pulsed Light)とは、特定の単一波長ではなく幅広い波長域の光を同時に照射することで、シミ・くすみ・赤み・毛細血管拡張など複数の肌悩みに一度からアプローチできる光治療です。当院では米国Sciton社の次世代型IPL機器「BBL(BroadBand Light)」を採用しており、ダウンタイムが非常に少なく当日メイクも可能なことから、はじめての光治療としても選ばれています。本記事では、皮膚科専門医・アレルギー専門医のダブル資格を持つ花房崇明理事長(医学博士・大阪大学大学院)が監修のもと、BBLの仕組み・効果・料金・注意点をわかりやすく解説します。

監修者:花房 崇明

監修医師

理事長:花房 崇明(はなふさ たかあき)

[ 資 格 ]

・医学博士(大阪大学大学院) / 日本皮膚科学会皮膚科専門医

・日本アレルギー学会アレルギー専門医 / 日本抗加齢医学会専門医

・難病指定医

[ 所属学会 ]

・日本皮膚科学会 / 日本アレルギー学会 / 日本臨床皮膚科医会 / 日本美容皮膚科学会 / 日本抗加齢医学会 等

目次

IPL光治療(BBL)とは?

IPL光治療は、500〜1200nmの幅広い波長域の光を皮膚に照射し、メラニン色素や血管内のヘモグロビンなどに選択的に作用する光治療です。単一波長を使うレーザーとは異なり、フィルターを切り替えることで複数の肌悩みを同時にアプローチできる点が大きな特徴です。

「フォトフェイシャル」と呼ばれることもありますが、これはIPL機器の一種の商品名に由来する通称です。当院が導入しているBBL(BroadBand Light)は、米国Sciton社が開発した高精度な次世代型IPL機器で、照射パラメーターの細かな調整が可能なため、肌質や悩みに合わせた施術が期待できます。

BBL・IPL・フォトフェイシャルの関係
「フォトフェイシャル」はIPL機器の一種の商品名に由来する通称で、IPL光治療の総称として使われることもあります。BBLはIPLの一種ですが、より高精度な機器として知られています。

BBLの特徴 ― 通常のIPLとの違い

BBLが多くの美容皮膚科で選ばれる理由は、その高い精度と幅広い適応にあります。

  • 複数のフィルター交換:ターゲット(シミ・赤み・毛細血管など)に合わせて最適な波長帯を選択できます
  • 冷却システム搭載:照射と同時に皮膚を冷却することで、照射時の不快感を軽減しながら安全性を高めます
  • 均一な照射:広い照射面積で顔全体を均一に照射でき、全体的な肌質改善が期待できます
  • ダウンタイムの少なさ:当日メイクが可能なほど、日常生活への影響が少ない施術です

BBLで対応できる主な肌悩み

BBL光治療は、以下のような幅広い肌悩みへのアプローチが期待できます。

シミ・色素斑(老人性色素斑・ソバカスなど)

紫外線や加齢によって生じた老人性色素斑(日光性黒子)や、遺伝的要因が強いソバカス(雀卵斑)は、BBLの光がメラニン色素に作用することで、薄くなることが期待できます。ただし、シミの種類によって適切な治療法は異なります。

くすみ・肌トーンの不均一

日焼けや生活習慣による肌くすみ、肌色の不均一感に対して、顔全体の光治療によって肌トーンの均一化が期待できます。

赤み・毛細血管拡張

頬の赤みや小鼻まわりの毛細血管拡張(赤ら顔)に対しても、ヘモグロビンに作用する波長帯のフィルターを使用することでアプローチが可能です。

肌質・ハリ・キメの改善

光照射による皮膚組織への刺激がコラーゲン産生を促すとされており、肌のハリやキメの改善が期待できる点も、BBLが選ばれる理由の一つです。

【BBLが適していないケース・注意が必要なシミ】

  • 肝斑(かんぱん):両頬に左右対称に広がるもやっとした色むら。強い光照射は悪化リスクがあるため、BBL単独での治療は慎重な判断が必要です。肝斑には内服(トラネキサム酸)・ピコトーニング・スキンケア・遮光の組み合わせが基本です
  • ADM(後天性真皮メラノサイトーシス):真皮内のメラニンによる青灰色の色素斑。IPLより深部に届くQスイッチレーザー等が選択肢となります
  • 脂漏性角化症(隆起したシミ):レーザーや凍結療法が適しています

シミの種類は見た目だけでは判断が難しく、複数の種類が混在している場合も少なくありません。千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科 シミ治療ページでは当院のシミ治療全体をご確認いただけます。

レーザー治療との違い

「レーザーとIPL光治療はどう違うの?」というご質問をよくいただきます。以下の表で主な違いを整理します。

項目IPL光治療(BBL)レーザー治療(ピコスポット等)
光の種類幅広い波長域(複数波長)単一波長
主な適応全体的なシミ・くすみ・赤み・肌質特定のシミへのピンポイント照射
ダウンタイム非常に少ない(当日メイク可)かさぶた形成あり(数日〜2週間程度)
得意な悩み薄いシミ・くすみ・肌全体のトーン濃いシミ・色素斑のピンポイント改善
費用感(全顔)1回 22,000円(税込)※自由診療範囲・大きさにより異なる※自由診療

濃い色素斑にはピコスポットQスイッチルビーレーザー、くすみや肝斑にはピコトーニングなど、目的に応じた治療の選択が重要です。

施術の流れ

当院でのBBL光治療は、以下の流れで行います。

  1. カウンセリング・診察:医師がシミの種類・肌状態を診察し、BBLが適しているかを判断します(初回カウンセリング料1,100円・税込)
  2. 洗顔・クレンジング:メイクや汚れを落とします
  3. 冷却ジェルの塗布:照射部位にジェルを塗り、肌を保護します
  4. 照射:専用のゴーグルを着用のうえ、顔全体に光を照射します。照射時間は部位によりますが、顔全体で20〜30分程度が目安です
  5. クーリング・保湿:照射後に冷却し、保湿ケアを行います
  6. メイク・帰宅:当日のメイクが可能です。施術後の紫外線対策(日焼け止め)は必須です

効果の出方と推奨回数

BBL光治療は、1回の施術でも肌トーンの変化を実感される方もいる一方で、継続することでより効果の定着が期待できる治療です。

一般的には月1回程度の間隔で5回前後の施術が一つの目安とされています。ただし、肌の状態・シミの種類・生活環境(紫外線量など)によって個人差があります。施術後は適切なスキンケアと徹底した紫外線対策(SPF・PAの高い日焼け止めの使用)が、効果の維持に欠かせません。

効果には個人差があります
BBL光治療の効果は、シミの種類・深さ・肌質・生活習慣などによって異なります。「必ず改善する」「何回で完全になくなる」といった保証はできません。医師の診察のもと、適切な治療計画を立てることが大切です。

ダウンタイムと副作用・リスク

ダウンタイム

BBLはレーザー治療と比較してダウンタイムが非常に少ないのが特徴です。施術直後に軽い赤みや熱感が生じることがありますが、多くの場合は数時間以内に落ち着きます。当日のメイクが可能なため、日常生活への影響が少ない施術です。

主な副作用・リスク

  • 一時的な赤み・熱感:照射後に生じることがありますが、多くは数時間で落ち着きます
  • シミの一時的な濃化(かさぶた):照射後にシミが一時的に濃くなり、薄いかさぶた状になることがあります。数日〜1週間程度で自然に剥がれます
  • 炎症後色素沈着(PIH):施術後のケアが不十分な場合や、肌が敏感な方に生じる可能性があります。適切な保湿・遮光が予防に重要です
  • 火傷・水ぶくれ:まれに生じることがあります。施術後に異常を感じた場合はすぐにご連絡ください

※すべての自由診療メニューは公的医療保険適用外です。

当院の料金(全顔トライアルあり)

千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科でのBBL光治療の料金は以下のとおりです。※すべて公的医療保険適用外(自由診療)

メニュー料金(税込)
全顔トライアル(初回限定)18,700円
全顔 1回22,000円
全顔 5回コース93,500円

初めての方はトライアル価格でお試しいただけます。詳細はBBL光治療ページをご確認ください。また、初回カウンセリング料は1,100円(税込)、自由診療再診料は1,100円(税込)となります。

BBLと他の治療との組み合わせ

BBL光治療は単独でも効果が期待できますが、他の治療と組み合わせることでより総合的なアプローチが可能です。

  • BBL+ピコスポット:全体のくすみをBBLで改善しながら、気になる濃いシミにはピコスポットでピンポイントにアプローチ
  • BBL+ターゲットクール:BBL後にターゲットクールでトラネキサム酸・ビタミンCなどを導入し、美白効果をサポート
  • BBL+ケミカルピーリングケミカルピーリングでターンオーバーを促進し、表層のくすみ・色素沈着を同時にケア
  • 肝斑がある方:BBL単独は悪化リスクがあるため、トラネキサム酸内服・ピコトーニングとの組み合わせを医師が判断します

千里中央・豊中・吹田エリアで「シミ治療を始めたいけれど何から相談すればいいかわからない」という方も、まずは医師によるカウンセリングでご自身の肌状態を確認することをおすすめします。当院は千里中央駅から徒歩約5分、駐車場9台完備でアクセスしやすい環境を整えています。

まとめ|IPL光治療(BBL)について皮膚科専門医にご相談を

IPL光治療(BBL)は、幅広い波長域の光を活用してシミ・くすみ・赤み・肌質を同時にアプローチできる光治療です。ダウンタイムが少なく当日メイクが可能なことから、はじめての光治療として選ばれています。

  • BBLとは:幅広い波長域の光を照射するIPL光治療の一種。フォトフェイシャルとも呼ばれる
  • 対応できる悩み:老人性色素斑・ソバカス・くすみ・赤み・毛細血管拡張・肌質改善
  • ダウンタイム:非常に少なく、当日メイク可能
  • 注意点:肝斑・ADMなど種類によってはBBLが適さないシミもあり、医師の診断が重要
  • 料金:全顔トライアル18,700円・1回22,000円・5回コース93,500円(税込・公的医療保険適用外)
  • 推奨回数:月1回程度×5回前後が目安(個人差あり)

シミの種類の見極めや、BBLが適しているかどうかの判断は、医師の診察が不可欠です。最終的な診断・治療方針は必ず医師の診察を受けたうえでご判断ください。千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、皮膚科専門医・アレルギー専門医のダブル資格を持つ花房崇明理事長(医学博士・大阪大学大学院)が監修のもと、お一人おひとりの肌状態に合わせた治療方針をご提案します。

千里中央でシミ・美白治療のご相談は花ふさ皮ふ科・美容皮膚科へ

シミ・くすみ・肝斑のお悩みは、皮膚科専門医がカウンセリングのうえ、お一人おひとりに合った治療プランをご提案します。

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FAQ(よくある質問)

Q1:IPL光治療(BBL)とフォトフェイシャルは同じものですか?

A.
「フォトフェイシャル」はIPL機器の一種の商品名に由来する通称で、IPL光治療の総称として使われることがあります。BBL(BroadBand Light)はIPL光治療の一種ですが、米国Sciton社が開発した高精度な機器で、フィルターの選択や照射パラメーターの細かな調整が可能です。「フォトフェイシャル」「IPL」「BBL」は厳密には異なりますが、いずれも幅広い波長域の光を使った光治療を指す場合に使われています。

Q2:BBLはどんなシミに効果が期待できますか?

A.
老人性色素斑(日光性黒子)やソバカス(雀卵斑)など、表皮に近いメラニン色素によるシミに効果が期待できます。一方、肝斑(両頬に左右対称に広がるもやっとした色むら)は強い光照射で悪化するリスクがあるため、BBL単独での治療は慎重な判断が必要です。また、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のように真皮内にあるメラニンにはIPLの光が届きにくく、別の治療が適している場合があります。シミの種類は見た目だけでは判断が難しいため、まず医師の診察を受けることをおすすめします。

Q3:BBLのダウンタイムはどのくらいですか?

A.
BBLはレーザー治療と比較してダウンタイムが非常に少なく、施術当日のメイクが可能です。照射後に軽い赤みや熱感が生じることがありますが、多くの場合は数時間以内に落ち着きます。シミが照射後に一時的に濃くなり、薄いかさぶた状になることがありますが、数日〜1週間程度で自然に剥がれることが多いです。施術後は保湿と紫外線対策(日焼け止めの使用)を徹底してください。

Q4:何回くらい受ければ効果が出ますか?

A.
一般的には月1回程度の間隔で5回前後の施術が一つの目安とされていますが、シミの種類・濃さ・肌質・生活環境(紫外線量など)によって個人差があります。「何回で必ず改善する」という保証はできませんが、継続することで効果の定着が期待できます。施術後の適切なスキンケアと徹底した紫外線対策が、効果の維持に重要です。

Q5:肝斑がある場合でもBBLを受けられますか?

A.
肝斑は強い光照射によって悪化するリスクがあるため、BBL単独での治療は一般的に推奨されません。肝斑の治療には、トラネキサム酸の内服・ピコトーニング(低出力レーザーの連続照射)・スキンケア・徹底した遮光の組み合わせが基本とされています。ただし、老人性色素斑と肝斑が混在しているケースも多く、どちらのシミがどの割合で存在するかを医師が診察で見極めたうえで治療方針を決める必要があります。まずはカウンセリングでご相談ください。

Q6:BBLの料金はいくらですか?保険は使えますか?

A.
BBL光治療は美容目的の施術のため、公的医療保険適用外(自由診療)となります。当院の料金は、全顔トライアル(初回限定)18,700円、全顔1回22,000円、全顔5回コース93,500円(すべて税込)です。また、初回カウンセリング料1,100円(税込)、自由診療再診料1,100円(税込)が別途かかります。詳細はBBL光治療ページまたは診察時にご確認ください。

Q7:BBLと他の治療(ピコスポット・ピコトーニングなど)はどう使い分けますか?

A.
BBLは全体的なシミ・くすみ・赤みに幅広くアプローチするのに向いており、ダウンタイムが少ないのが特徴です。一方、濃い色素斑や特定のシミへのピンポイント治療にはピコスポットやQスイッチルビーレーザーが選択肢となります。肝斑やくすみ全体にはピコトーニングが適している場合があります。どの治療が適しているかはシミの種類・深さ・肌の状態によって異なるため、医師の診察のもとで最適な治療方針を選ぶことが大切です。