帯状疱疹とは、幼少期に感染した水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が体内の神経に潜伏し、加齢・疲労・ストレスなどで免疫力が低下したときに再活性化して起こる皮膚疾患です。50歳を過ぎると発症リスクが高まるとされており、発症前の予防策として帯状疱疹ワクチンが注目されています。

この記事では、ワクチンの種類・費用・副反応について、大阪大学大学院医学博士・皮膚科専門医である花房崇明理事長の監修のもと、正確な情報をわかりやすくお伝えします。千里中央・豊中・吹田エリアでワクチン接種を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

監修者:花房 崇明

監修医師

理事長:花房 崇明(はなふさ たかあき)

[ 資 格 ]

・医学博士(大阪大学大学院) / 日本皮膚科学会皮膚科専門医

・日本アレルギー学会アレルギー専門医 / 日本抗加齢医学会専門医

[ 所属学会 ]

・日本皮膚科学会 / 日本アレルギー学会 / 日本美容皮膚科学会 等

目次

帯状疱疹とは?原因と症状

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が原因で起こります。水ぼうそうにかかったことがある方は、ウイルスが治癒後も体内の神経節に潜伏し続けており、免疫力が低下したタイミングで再活性化します。

主な症状の流れ

  • 前駆症状:体の左右どちらか一方に、ピリピリ・チクチクした痛みや違和感が現れる
  • 皮膚症状:数日後、同じ部位に赤い発疹・水ぶくれが帯状に出現する
  • 回復期:多くは数週間で皮膚症状が治まるが、痛みが平均3か月ほど残ることもある

帯状疱疹後神経痛(PHN)に注意
皮膚症状が治った後も痛みが続く状態を「帯状疱疹後神経痛(PHN)」といいます。日常生活に支障をきたすほどの慢性的な痛みに発展する場合があり、早期治療がPHN予防につながると考えられています(効果には個人差があります)。

帯状疱疹は人にうつる?

帯状疱疹そのものが「帯状疱疹」として他の人にうつることはありません。ただし、水ぼうそうにかかったことがない方・水痘ワクチン未接種の方には、水ぶくれの中のウイルスにより「水ぼうそう」としてうつる可能性があります。水疱がかさぶたになるまでの間は、水ぼうそう未罹患の乳幼児・妊婦・高齢者・免疫が低下している方との接触には注意が必要です。

帯状疱疹ワクチンの種類と比較

帯状疱疹の発症を予防する目的で、現在日本では2種類のワクチンが使用されています。いずれも50歳以上の方が対象です(※公的医療保険適用外)。

項目生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)不活化ワクチン「シングリックス」
接種回数1回2回(2か月間隔が目安)
予防効果一定の予防効果があるとされるより高い予防効果が報告されている
副反応の出やすさ比較的少ない傾向接種部位の痛み・腫れ・発熱・倦怠感が出やすい
費用(千里中央の例)8,800円/1回22,000円/1回×2回
免疫が低下している方生ワクチンのため接種できない場合がある不活化ワクチンのため接種可能な場合が多い

どちらのワクチンが適しているかは、お体の状態・ご希望・費用などを踏まえて医師と相談のうえ決定することが大切です。自己判断での選択はせず、受診時に専門医にご確認ください。

ワクチンの費用と自治体助成について

帯状疱疹ワクチンは公的医療保険適用外の自由診療です。千里中央の当院での費用例は以下のとおりです。

  • 生ワクチン:8,800円/1回
  • シングリックス(不活化ワクチン):22,000円/1回×2回(合計44,000円)

自治体の助成・定期接種について

費用・自治体の助成内容・定期接種の対象年齢は、お住まいの自治体や時期によって異なります。豊中市・吹田市など各自治体が独自の助成制度を設けている場合があるため、接種前に必ずお住まいの自治体窓口または当院にご確認ください。助成を受けることで自己負担額が軽減される場合があります。

費用に関するご注意
上記は千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科での費用例です。費用は変更になる場合があります。また、自治体の助成制度を利用する場合は、接種前に申請・手続きが必要なことがあります。事前にご確認のうえご来院ください。

副反応について正直にお伝えします

帯状疱疹ワクチンには副反応が生じる可能性があります。特にシングリックス(不活化ワクチン)は副反応が出やすいとされており、あらかじめ理解したうえで接種を検討することが大切です。

主な副反応

  • 接種部位の反応:痛み・腫れ・赤み(両ワクチン共通。シングリックスで出やすい傾向)
  • 全身症状:発熱・倦怠感・頭痛・筋肉痛・悪寒(主にシングリックス)
  • 持続期間:多くは接種後数日以内に改善するとされていますが、個人差があります

【接種後にやってはいけないNG行動】

  • 接種当日の激しい運動・飲酒(副反応を強める可能性があります)
  • 接種部位を強くこすったり揉んだりする
  • 副反応が強く出ているのに無理をして仕事・外出を続ける
  • 高熱・強い倦怠感が続いているのに受診せず放置する

副反応の出方には個人差があります。接種後に気になる症状が続く場合は、速やかに接種を受けた医療機関にご相談ください。

ワクチン接種の注意点・接種前の確認事項

帯状疱疹ワクチンの接種にあたっては、以下の点を事前に医師にお伝えください。

  • 現在治療中の病気・内服薬(特に免疫抑制剤・ステロイドなど)
  • 過去のワクチン接種でのアレルギー反応の有無
  • 妊娠中・妊娠の可能性がある場合(生ワクチンは原則として妊婦への接種は行いません)
  • 免疫が低下している状態(生ワクチンは接種できない場合があります)

接種の適否・ワクチンの種類の選択は、必ず医師の診察・判断のもとで行ってください。自己判断での接種は避けることをお勧めします。

受診の目安|こんな症状は早めに皮膚科へ

帯状疱疹は、発疹が出てから72時間以内に抗ウイルス薬を開始することが望ましいとされています。早期治療が重症化やPHNの予防につながると考えられているため、少しでも気になる症状があれば早めに皮膚科を受診することが重要です。

こんな症状があればすぐに受診を

  • 体の左右どちらか一方だけにピリピリ・チクチクした痛みや違和感がある
  • 痛みのある部位に赤い発疹や水ぶくれが現れた
  • 顔・目の周囲・耳の周りに発疹や痛みがある(合併症のリスクが高まります)
  • 皮膚症状が治まった後も痛みが続いている
  • 高熱・強い頭痛・手足のしびれなどを伴っている

「ただの筋肉痛かな」「虫刺されかな」と思っていても、帯状疱疹の初期症状であることがあります。体の片側だけに痛みや発疹が出た場合は、自己判断せず早めに皮膚科専門医を受診してください。

花ふさ皮ふ科グループでの帯状疱疹診療

花ふさ皮ふ科グループでは、千里中央・豊中・吹田エリアをはじめ、江坂・箕面エリアの計3院で、帯状疱疹の保険診療による早期治療50歳以上を対象としたワクチン接種(※公的医療保険適用外)に対応しています。

各院のご案内

  • 千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(大阪府豊中市上新田):千里中央・豊中・吹田エリア。千里中央駅から徒歩約5分、駐車場9台完備。皮膚科・アレルギー科・形成外科に対応。
  • 江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(吹田市江の木町):江坂駅から徒歩約1分(北大阪急行/御堂筋線)。
  • みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(大阪府箕面市西宿):箕面萱野駅直結。箕面・茨木・池田エリアの方に。

いずれの院も、皮膚科専門医・アレルギー専門医のダブル資格を持つ花房崇明理事長(大阪大学大学院医学博士)の監修のもと、保険診療で抗ウイルス薬(アシクロビル・バラシクロビル・ファムシクロビル・アメナメビルなど)による治療に対応しています。ワクチン接種をご希望の方も、まずはお気軽にご相談ください。

帯状疱疹の診療は、花ふさ皮ふ科グループ3院で受けられます

  • 千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(千里中央・豊中・吹田)
  • 江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(江坂駅から徒歩約1分・吹田)
  • みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(箕面萱野駅直結・箕面・茨木・池田)

いずれも理事長・皮膚科専門医の監修のもと、帯状疱疹の保険診療(早期の抗ウイルス薬治療)と、50歳以上の帯状疱疹ワクチン接種に対応しています。通いやすい院をお選びいただけます。

帯状疱疹かな?と思ったら、早めに花ふさ皮ふ科グループへ

帯状疱疹は早期の治療が大切です。気になる症状は自己判断せず、皮膚科専門医にご相談ください。通いやすい院の保険診療WEB予約からどうぞ。

千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

千里中央・豊中・吹田 WEB予約 帯状疱疹の詳細

江坂駅前花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

江坂駅 徒歩1分・吹田 WEB予約 帯状疱疹の詳細

みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

箕面萱野駅 直結・箕面・茨木・池田 WEB予約 帯状疱疹の詳細

まとめ|帯状疱疹ワクチンと早期受診について

帯状疱疹は50歳以上で発症リスクが高まる疾患です。ワクチンによる予防と、症状が出た際の早期受診・早期治療が重要です。

  • ワクチンは2種類:生ワクチン(1回接種)とシングリックス(2回接種)。予防効果・副反応・費用が異なるため医師と相談して選択する
  • 費用(千里中央の例):生ワクチン8,800円/シングリックス22,000円×2回(※公的医療保険適用外)。自治体の助成は自治体・時期により異なるため要確認
  • 副反応:接種部位の痛み・腫れ・発熱・倦怠感などが生じる可能性がある。特にシングリックスで出やすい傾向
  • 症状が出たら早めに受診:発疹出現後72時間以内の抗ウイルス薬開始が望ましいとされている
  • 最終的な診断・治療方針・接種の適否は、必ず医師の診察を受けてご判断ください

帯状疱疹かな?と思ったら、早めに花ふさ皮ふ科グループへ

帯状疱疹は早期の治療が大切です。気になる症状は自己判断せず、皮膚科専門医にご相談ください。通いやすい院の保険診療WEB予約からどうぞ。

千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

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みのお花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

箕面萱野駅 直結・箕面・茨木・池田 WEB予約 帯状疱疹の詳細

FAQ(よくある質問)

Q1:帯状疱疹ワクチンは何歳から接種できますか?

A.
帯状疱疹ワクチン(生ワクチン・シングリックスともに)は、50歳以上の方が対象とされています。ただし、お体の状態や内服薬によっては接種できない場合もあります。接種の適否は医師の診察のうえで判断しますので、まずはご相談ください。なお、定期接種の対象年齢は自治体や時期によって異なる場合があります。

Q2:生ワクチンとシングリックス、どちらを選べばいいですか?

A.
生ワクチンは1回接種で費用が抑えられますが、免疫が低下している方には接種できない場合があります。シングリックスは2回接種が必要で費用は高くなりますが、より高い予防効果が報告されており、免疫が低下している方にも接種可能な場合が多いとされています。副反応の出やすさ・費用・お体の状態を踏まえて、医師とご相談のうえで選択することをお勧めします。

Q3:帯状疱疹ワクチンの副反応はどのくらい続きますか?

A.
副反応(接種部位の痛み・腫れ・発熱・倦怠感など)は、多くの場合、接種後数日以内に改善するとされています。ただし、出方や持続期間には個人差があります。症状が強い・長引くと感じる場合は、接種を受けた医療機関にご相談ください。

Q4:帯状疱疹は家族にうつりますか?

A.
帯状疱疹そのものが「帯状疱疹」として他の方にうつることはありません。ただし、水ぼうそうにかかったことがない方・水痘ワクチン未接種の方には、水ぶくれの中のウイルスにより「水ぼうそう」としてうつる可能性があります。水疱がかさぶたになるまでの間は、水ぼうそう未罹患の乳幼児・妊婦・高齢者・免疫が低下している方との密接な接触にご注意ください。

Q5:帯状疱疹の治療に保険は使えますか?

A.
帯状疱疹の治療(抗ウイルス薬の内服・痛みへの対応など)は公的医療保険が適用されます。一方、発症を予防する目的のワクチン接種は公的医療保険適用外(自由診療)です。自治体によっては助成制度がある場合がありますので、お住まいの自治体にご確認ください。

Q6:体の片側が痛いだけで発疹がないのですが、帯状疱疹でしょうか?

A.
帯状疱疹の初期(前駆症状)は、発疹が出る前にピリピリ・チクチクした痛みや違和感だけが現れることがあります。この段階では皮膚症状がないため、他の疾患と区別がつきにくい場合があります。体の片側だけに原因不明の痛みが続く場合は、自己判断せず早めに皮膚科を受診されることをお勧めします。早期に診断・治療を開始することが重症化予防につながると考えられています。