できもの
皮膚のできもの(皮膚腫瘍・皮下腫瘍)は、皮膚科医の目で診たり(視診)、触って診たり(触診)、ダーモスコープ(特殊な拡大鏡)を用いて検査をすることで、良性か悪性かを判断します。進行の速いメラノーマ(ほくろの癌)はダーモスコープを用いて観察することで良性か悪性か判断することができます。見た目などではっきりと良性と分かる皮膚腫瘍、皮下腫瘍は手術や液体窒素凍結療法で治療します。良性か悪性かの判断が難しい場合には局所麻酔をして皮膚生検をして、組織検査します。私も都立墨東病院や大阪厚生年金病院(現JCHO大阪病院)で勤務していたときには、毎週のように皮膚の悪性腫瘍の切除や、皮膚を植える手術(植皮術)を行っていました。当院でも小手術を行っていますが、見た目などから悪性の可能性が高い場合、組織検査の結果悪性であった場合、高度な手術が必要と考えられる場合には大学病院・総合病院にご紹介します。