しいたけ皮膚炎とは
シイタケ皮膚炎(Shiitake dermatitis)はバーベキューをする人が増える夏場に増える皮膚炎です。生焼けのシイタケを食べて、1-3日で手足や体に、激しい痒みを伴う線状の皮膚炎が生じます。シイタケに含まれるレンチナンという多糖体がIL-1という炎症性サイトカインの産生を誘導し、線状皮膚炎を引き起こすと考えられています。
抗がん剤のブレオマイシンや皮膚筋炎の患者さんでもシイタケ皮膚炎に似た皮膚症状が生じることが知られています。
治療法
治療はステロイドの塗り薬と、痒みに対しては抗アレルギー剤の飲み薬を飲みます。
症状がひどい場合は短期間だけステロイドの飲み薬を飲むこともあります。