帯状疱疹
水疱瘡のウイルスが原因です。
一度水疱瘡にかかった人の背骨の神経にはウイルスが潜伏感染しています。
疲労・ストレス・加齢・病気・手術などをきっかけに免疫力が下がったときにこの水疱瘡のウイルスが再活性化されて発症します。
治療はウイルスの増殖を抑える抗ウイルス剤、神経痛を和らげる鎮痛剤等を使用します。塗り薬を塗ることもあります。
抗ウイルス薬の飲み薬です
帯状疱疹ワクチン接種費用(自費)
生ワクチン(1回接種) ※50歳以上 | 1回あたり 8,800円 |
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不活化ワクチン シングリックス(2ヶ月間隔で2回接種) ※50歳以上(ただし免疫抑制状態のかたは18歳以上) | 1回あたり 22,000円 |
よくある質問
Q:痛みは続きますか?
A:後遺症として痛みが残ることが問題になる病気です。できるだけ早期にウイルスの増殖を抑える薬を飲み始めるかが重要です。平均3ヶ月は痛みが残りますが、だんだんよくなります。
Q:痛み以外の後遺症は?
A:顔面の帯状疱疹は視力障害、顔面神経麻痺や難聴、めまいなどの後遺症を残すことがあり、入院加療が必要なこともあります。医師から眼科受診や耳鼻科受診を指示された人は必ず受診してください。また、お尻、腰回りの帯状疱疹は膀胱直腸障害(排尿、排便障害)の後遺症を起こすこともあります。
Q:他人にうつりますか?
A:水ぶくれを触ることで他人にうつる可能性のある病気です。特に水疱瘡にかかったことの無いお子さん、抵抗力の落ち着いているご高齢の方と接触するのは避けて下さい。
Q:冷やす?温める?
A:冷やすとかえって痛みを生じることがあります。冷やさないようにしてあたためてください。入浴により痛みが改善することはあります。
Q:二度帯状疱疹になるの?
A:100人に一人はもう一度帯状疱疹になると言われています。50歳以上の人は帯状疱疹ワクチン(自費)が打てるようになったので、ワクチンの接種を検討した方がよいでしょう。