やけど
熱傷(やけど)は高熱による皮膚の障害です。受傷部位に赤み、水ぶくれ、痛みが現れます。痕が残るかどうかは熱傷の深さ(1度、2度、3度)によって決まります。水疱がある時点で2度以上で、深い2度、3度は痕が残ります。熱傷の深さは初期には分からず、しばらくしてから分かります。治療期間は、2~4週間くらいかかります。特に低温熱傷は重症です。やけどの深さ、場所によっては瘢痕拘縮(関節の曲げ伸ばしがしにくくなる)などの後遺症を残したり、植皮術が必要な場合もあります。また、やけどが二次感染(細菌が付く)して抗生剤が必要になることもあります。
治療法
①やけどは受傷直後の処置が最も重要です。水道水や氷でしっかり冷却してください。
②ステロイド、抗生物質、患部を保護する塗り薬を使用します。
③二次感染があるときには抗生剤を内服します。
④治りづらい場合は、傷の修復を早める薬を使用していきます。
傷の修復を早める薬を噴霧します。
生活上の注意点
水ぶくれはできるだけ破かないようにしてください。お風呂は、患部は湯船には付けず、シャワー浴をして、できるだけ石鹸で患部を洗いましょう。
その後塗り薬を塗り、ガーゼで保護します。ガーゼが患部とくっついてしまった時は、シャワーで濡らしながら取ると取れやすいです。発熱、痛みの悪化などがあれば早めに受診してください。