脂漏性湿疹とは
脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)とは、頭皮や顔面の脂漏部位(ベタベタする場所)に生じる湿疹です。
脂漏性皮膚炎のできやすい場所は、頭皮、髪の毛の生え際、眉間・眉毛、鼻の脇、耳の中・後ろ、前胸部、背部正中、脇などです。
皮膚常在真菌のマラセチア(癜風菌)の関与が報告されていますが、正確な発症機序は不明で、一種の加齢変化と考えられていますが、10代で発症する人もいます。
治療方法
真菌が関与していることがあるため、抗真菌剤が効果的ですが、症状が強い場合はステロイドの塗り薬を塗ります。
痛みが強い場合は抗アレルギー剤(かゆみ止め)を飲むこともあります。
日常の注意点
繰り返す病気ですので、根気強く治療しましょう。
市販の抗真菌剤含有シャンプーが効果的なことがあります。
入浴不足や洗顔不足による皮脂貯留やストレス、睡眠不足、栄養バランスの偏り(ビタミンB6不足)が悪化因子となるので、注意しましょう。