乾燥肌とは
子供の場合: まだ性ホルモンが少ないため、皮脂があまりでず、そのために乾燥します。思春期になると、性ホル
モンがでて皮脂が増え、かえってにきびが出るようになります。成長とともに軽くなる場合が多いです。人によりますが、数年続きます。
高齢者の場合: 年齢による皮脂腺の老化で、皮脂が減り、乾燥します。加齢による変化のため、何年も続くことが多いですが、塗り薬で良好にコントロールできます。冬場空気が乾燥するため乾燥しやすいです。
治療法
保湿剤は入浴後すぐに外用してください。お風呂の水分を皮膚に閉じ込めることができます。できれば朝と入浴後の2回塗りましょう。
人差し指の先端から、はじめのしわまで2cm程度をチューブから出す量が、両手のひらに塗る面積になります。ローションなら、1円玉と同じ面積を出すと、両手のひらと同じ面積に塗ることになります。
これを1FTU(1 finger tip unit)と言います。
保湿剤であれば少し白さが残るくらい、ティッシュペーパーが少しつくくらいの量がちょうどよいです。少なすぎると効果が低くなります。
生活上の注意点
入浴時は、ナイロンタオルと石鹸でゴシゴシこすると油がとれて乾燥しますので、泡立てた石鹸で手でなでて洗ってください。ナイロンタオルは捨ててください!
乾燥が強い人は石けんを使わずにお湯だけで洗いましょう。部屋に加湿器を設置したりして、湿度を上げることも有効です。