単純疱疹
単純疱疹は単純ヘルペスとも言われ、単純ヘルペスウイルスの感染症です。唇にできることが多い(口唇ヘルペス)ですが、全身どこでも起こりえます。小さな水ぶくれが多発し、治療をすると、7日程度でかさぶたになって治ります。通常は神経節に潜伏感染していて、ストレスを感じたり、紫外線を浴びたり、寝不足になったり、病気になったときに出てきます。いったんかかると繰り返す病気で、日本人では成人の約50%はこのヘルペスウイルスに対する抗体価を持っています。
治療方法
抗ウイルス剤の飲み薬を飲みます。軽症の場合は外用薬のみで治療することもあります。ウイルスを一度治療しても神経節に隠れているウイルスがいるために、再発を繰り返すことが特徴です。
注意点
・できるだけ無理はしないようにしましょう。
・口の周りがピリピリ・チクチクするような感覚がしたあと、水ぶくれがある場合はすぐに受診してください。
・水ぶくれの中にはウイルスがいて、接触感染するので、ご家族や他の人に感染させるリスクがあります。タオル・コップの共有などは止めましょう。
・再発する病気です。再度症状があらわれた際はできるだけすぐに受診してください。